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CONSPIRACY (2006年)
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CONSPIRACY
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解説 - CONSPIRACY
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2023-04-28 01:28:18)

LETTER XやJADED HEART、ZENO、その他様々なバンド/プロジェクトへの関与で知られるドイツ出身の実力派シンガー、マイケル・ボーマンが、元NIGHTWISHのアネット・オルゾン(Vo)らをゲストに招いてセルフ・プロデュースで制作、’06年に発表した2枚目のソロ・アルバム。
グラミー賞の「ロック・アルバム部門」を始めとする多数の部門にノミネートされるほどヨーロッパ方面では大ヒットを飛ばした作品なのに、日本盤の発売はなし。まぁ例え権威ある賞に絡もうとも、つまらない内容だったならばそれも止む無しですが、ここに収められているのはJADED HEARTと方向性を同じくする、非常に日本人好みの哀愁のメロディアスHRサウンドなんすよ。話題性もクオリティも十分なんだから、日本盤出してくれても良かったじゃんねぇと。逆に話題作過ぎて権利料が高騰してしまったのか?
あとヒット作ということで、てっきり売れ線志向のポップな作風(1stソロはアコースティックな仕上がりでしたし)が託されているものとばかり思いきや、重厚な憂いを湛えたOPナンバー①で幕が上がる本編は、マイケルのハスキー・ボイスによる熱唱と厚く盛られたボーカル・ハーモニーが映える欧州風味強めの楽曲が過半数をキープ。中でも魂篭った歌声がメロディのフックラインを際立たせるバラード⑦、壮麗なコーラス・ワークに彩られたサビメロが放つ哀愁にグッとくる⑧辺りの出来栄えは絶品ですよ。
シンガー/ソングライターとしてのマイケル・ボーマンの魅力全開な力作。少なくないファンが本作を彼のベスト・ワークに挙げているのも納得ですね。



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