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One of These Nights (1975年)
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One of These Nights
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解説 - One of These Nights
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. グレートJ ★★ (2004-10-09 21:15:00)

1975年発表の4作目。全米No.1ヒット・アルバム。
今から約30年も昔の作品だが、古臭さは全くない。
個々の楽曲が素晴らしい上に、アルバム全体のイメージも見事に統一
されている。比類なき完成度を誇る名盤である。
荒野をさすらうカウボーイを連想させる「Too Many Hands」が特に好きだ。




2. チョッパー ★★ (2005-03-22 00:37:00)

もう少しで世紀の名盤になる筈だった。「ホテカリ」と比べるとあまりにも曲の出来のバラつきが激しい。
ほとんどの曲がイーグルス最高水準だが、4、7、9の3曲はどう考えても他の曲との差がありすぎる。
(もっとも4に関しては評価が分かれる所だが)バンド内の民主主義として他のメンバーに翼を広げた
結果こうである。以降、彼らは曲の出来のみで収録曲を決めている。当然だろう。




3. ひょうすべ ★★★ (2023-03-16 06:37:13)

全面ビル・シムジクプロデュースの4th。邦題は『呪われた夜』

なんとこのアルバム!!
メンバーだけで制作をしている。(クレジットはちょっと訳アリだけど)
メンバーの制作意欲はピークだったと思う。
※決して印税云々ではないはず。

最大の貢献者は2人。ドン・フェルダーとビル・シムジクだ!
新加入のフェルダーは、加入時の期待通り、EAGLESをロック色を強めるのに貢献しているどころか、何にでも対応できるので、一気に楽曲の幅が広がった。
EAGLESが求めていたロックを超えて一気に拡散していった感じだ。

いきなり①でっせ。
カントリーロックの欠片もない。ロックどころか、ファンク(黒)、ソウルまで行っちゃった。
リアルタイムでEAGLESを聴いていた人は、ビックリしたでしょ。きっと。

前作途中からプロデュースをしているシムジクの作るクリアな音は、当時であれば、とんでもない音質だ。
まさにFM局のオンエアーにピッタリな音質。小型軽量化されてるのに壊れない。しかも安い日本製ラジオの普及がこのアルバムの売上に拍車をかけた。
そう。彼らの売上の後押しをしたのは、日本だ!!

しかし、失ったものもある。
作りが緻密になればなる程、元々持っていた牧歌的要素は失われた。
特にバーニーの楽曲が、クリアすぎる音と相性が良くないと感じてしまう。
元々のEAGLESの音がバーニーの楽曲な訳なので、これが浮いてしまうということは、進化というより変化といった方が良いかと思う。

メンバーは、バーニーを除き、これを望んでいたので問題は全くない。
しかし、レコード会社から見れば、せっかく前作の"Best of My Love"で1位を獲ったのに、この路線変更は「おいおい。こいつら大丈夫なのか?」と思ったのではないか?
結果として、このアルバムが全米№1になったので、この路線の継続を容認されたが、もしもの場合の準備も怠ってなかった。
その準備は、バーニーの脱退、ウォルシュの加入。EAGLESの次のアルバム制作が中々進まなくなった時に発動されることとなる。

このアルバムの目玉は、何と言ってもランディー作の⑥"Take It to the Limit"。
このミディアムワルツの曲は、全米4位がピークだったものの、EAGLESの全シングルで1番の売上枚数となっている。
一世一代のランディーの歌声も最高で、ライヴでのメインとなったが、この曲によってランディー本人が脱退してしまう原因となってしまった。

ウエストコーストロックのディスクガイド『DISC GUIDE SERIES(28) WEST COAST ROCK (THE DIG PRESENTS DISC GUIDE SERIES)』において、
EAGLESはアーティストページがあるのだが、そのページで紹介されているのが1~3rdまで。
このアルバムと次作「HOTEL CALIFORNIA」は、WESTCOAST ROCK黄金期のページにDOOBIE BROTHERS「MINUTE BY MINUTE」、FREETWOOD MAC「RUMOURS」や
AOR黎明期の名盤達と同ページの扱いとなっている。う~ん。何か判る気がするけど、ちょっと複雑。


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