選曲は割とまんべんなくやっていて、他のライブ盤では聴けない「IN THE LIES WHERE UPON YOU LAY(これが一曲目って意外…でも語りがライブの始まりの宣言に思えるのでなかなか良いかも)」や「A TIME TO DIE」「CRYSTALLIZED PAIN IN DECONSTRUCTION(原曲より速くて凄い…何でEROPIAN LEGIONSに入れなかったんだろ)」が聴けたり、Maniacの歌う「BURIED BY TIME AND DUST」も聴けたりするのが嬉しいですね。
また「CARNAGE」のイントロ部分でドラムに合わせて悪魔サインを作った腕を振り上げたり、「VIEW FROM NIHIL」で「MAYHEM!MAYHEM!」とコールしたり、挙句の果てには「FREEZING MOON」でナイフを豚の頭に突き立てたり、ライブならではの演出も見所です。アングルの方もちゃんと拘っていて、Hellhammerのドラミングの様子やBlasphemerの手元、Maniacの腕に食い込む針金のアップまで見れます。 相対的に少しNecrobutcherのアップが少ない気がしますが、自分としてはかなり満足しました。
HELLHAMMERのドラミングが異常なことになってます。 ライブアルバムのMEDIONALUM CAPTA ESTを聴いた時もビビリましたが、これのドラミングはそれを超えてますね。 あと、この人ブラストの時とかスティックの残影がおかしいことになってますね。 強烈過ぎです。 MANIACもしっかり声が出てるし、BLASPHEMERの速弾きも、NECROBUTCHERのベースも全部凄いです。 彼らの演奏力にはホント驚かされます。 不満だったのは、途中で音量の上下があったりすることですが、まあ音質的には良好です。 あと、個人的に1stからの選曲を増やしてほしかった気がします。 とはいえ、BURIED BY TIME AND DUST、FREEZING MOON、そしてラストのFROM THE DARK PASTの三曲はスタジオ版が霞むほど速くて、凄いです。 また、A TIME TO DIE、I AM THY LABYLINTHでの暴走っぷりも凄いです。 MAYHEMファンは必見の一枚でございます。