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北欧の哀愁と、ソウル系のファンキーな風味。
2つのルーツが、ミュージシャンたちの器用さとあいまって、
絶妙なところで合わさった、なかなかいい作品です。
「Tears In The Sky」の緊張感や、「Body」のアレンジは素晴らしい。
捨て曲レベルの曲は存在せず(あえてこう書かせていただきます)、
エッジが効きつつも決してヘヴィ過ぎないサウンドも好感が持て、
アルバム全体を通して出来がいいです。そして、けっこう長く聴きこめます。
あとは「これだ!」という1曲があればもう文句なしの名盤となるでしょう。
でもこのバンドの「キラーチューンまであと1歩!」的な感覚は、
今にはじまったことじゃありませんから(笑)個人的には気になりません。
上手いヴォーカルがいい曲を歌う、
楽器隊が確かなテクニックを出過ぎずバランスよく披露する、
そしてそれがカッコいい、それ以上何が要るでしょうか?

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