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2004年発表の5th。
「まだ死んでねぇのか?」なんていう過激なタイトルがよく似合う激烈デス/スラッシュメタルバンドの5th。そのデスとスラッシュの中間に据えられたかのサウンドは所謂デスラッシュそのものだが、決してその他大勢といわれることのない独特のメロディラインやサウンドメイクの巧さを備えているところに彼らの個性を見出すことが出来る。フィンランド産メロディック・デスの叙情味を加味したようなサウンドが特徴的で、特にクーシスト兄弟による泣き叫ぶ哀愁のツインリードは絶品。空間を切り刻むかのように鋭利なクランチリフが耳へ突き刺さり、破壊的なリズムセクションが重低音を顔面に叩きつけるような音像は、ARCH ENEMYをよりブルータルにファストに傾けたような感じでメロデスファンも惹きつけられるのではないだろうか。没個性化が嘆かれるシーンではあるが、爆音で聴き手を圧倒する彼らの心意気はもちろん、独自の個性を放つ楽曲などもっと評価されてもいいのではないか。ヘッドバンガーズ必携とまでは言えないが、安心して首を振れるアルバムであることは間違いない。

しびれるカッコ良さ発見

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