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WASTE ’EM ALL (2003年)
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WASTE ’EM ALL
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解説 - WASTE ’EM ALL
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2020-11-26 00:37:13)

新世代スラッシャーの中でも早い時期から積極的に活動を展開していたヴァージニア州リッチモンド出身4人組、MUNISIPAL WASTEが、数枚のEPの発表やスプリット・アルバムへの参加を経て評判を高めた後、満を持して’03年にSIX WEEKS RECORDSからリリースした1stフル・アルバム。
隠しトラック含めて全16曲を収録し、ランニング・タイムはザックリ短く20分弱。最長でも1分半、中には数秒で終わってしまうような出オチ気味の楽曲まであったりと、彼らのアルバムの中では最も濃厚にショート/シャープ/ショック/なハードコア・テイストが打ち出されています。但し、エッジの立ったリフを細かく刻みまくるGといい、緩急とヘヴィネスを効かさて一気呵成に畳み込んでくるリズムといい、この時点でヘヴィ・メタリックな要素も既にそこここから顔を覗かせており、それがハードコア/パンク系にありがちな「速いんだけど、軽い」という難点のクリアに大きく貢献してくれているという。
速射砲の如く言葉を打ち出すハイピッチVoを乗せて、勇ましく突っ走る④、スラッシュ・メタル愛が迸るキャッチーな⑪、前半でエネルギーを溜め込んで後半で一気に開放する⑭等々、1分にも満たない短さにも関わらずキャラの立ちまくった(ちゃんと聴き分けのできる)楽曲を次々繰り出すバンドの曲作りの才には感心させられますし、中でもダイナミックに走り抜ける⑧はMUNISIPAL WASTEの個性が分かり易く詰まった名曲っぷり。
S.O.D.の名作『SPEAK ENGLISH OR DIE』にだって負けないクオリティを誇る1枚…といったら誉め過ぎかもしれませんが、個人的には同じぐらい楽しめましたよ。



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