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THE BLACK BOOK (1991年)
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THE BLACK BOOK
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解説 - THE BLACK BOOK
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. せーら ★★ (2005-01-11 20:06:00)

ロックンロール系やゴシック系辺りはともかく、正統派HMの女性Vo.バンドって、これがなかなかいないのである。だから女性Vo.バンドの中でも、とりわけこのHELLIONは貴重な存在だと言えるだろう。
やっぱりPRIESTの曲から名前を頂戴したのかな?このバンド。
本作は91年発表のコンセプトアルバム。ZEPの「移民の歌」をラストにカヴァーしているが、これもコンセプトのうちらしい。
全体を通してダークな雰囲気だが、参加ギタリストが4人もいるせいか(その中の一人は、かつてランディー・ローズの生徒だったという経歴を持っている)、色々なギタープレイが聴ける。SLAYERみたいな不気味なリフもあるし、美しいハモリもある。本作を聴いて「カッコいいな」と思える瞬間は、大体このギターによるものが大きい。
BLACKLACEには劣るが...、好盤であることには間違いない。




2. KA'z ★★ (2005-01-12 00:38:00)

ご無沙汰しております。
せーらさんの書き込みを見てなんか無性に聴きたくなってきました。(今、リピート中です。)
HELLIONやっぱカッコいいですよね!実際これ一枚だけしか知らないのですが、発売日に国内盤を買い、②のタイトルトラックを聴いてぶっ飛んだ記憶があります。(ちなみにBLACKLACEは未聴ですが・・・)
正に②は「ヘヴィ」「ドラマティック」「スピーディ」(自分の考えるHMの重要な要素です)を兼ね備えた超名曲に値すると思います。
全14曲のアルバムは全体的に言えば、1分位までの曲やSEが5曲もあり長さを余り感じさせませんでした。音質はちょっとショボイかもしれませんが、どの曲もそれを補って余りあるGサウンドが本当に素晴らしいの一言です。
いかにもらしいスピードチューンの⑤やダイナリズムなVoを堪能できるミドルテンポの⑧、イントロのメロディーが素晴らしい⑩、②にも匹敵する⑬(ダーク、哀愁、ヘビィ、メロディアス満載の名曲!)など・・・カッコ良すぎます!
SEや語り(⑭も余計だったかなあ~?)などには違和感もあり正直コンセプト云々とはあまり感じませんでしたが、自分にとってはやはり想い出深い名盤の一枚ですね。




3. 火薬バカ一代 ★★ (2008-08-31 22:37:00)

かつてはWARLOCKのドロ・ペッシュ、CHASTAINのレザー・レオーネ、TERRA ROSAの赤尾和重らと共に、女ロニー・ディオ四天王と畏れられ(?)、
また、スラッシュ/パワー・メタル・ファンには、ポンコツZ級レーベルNEW RENAISSANCE RECORDSのオーナーとして
お馴染みのアン・ボレイン(Vo)率いるHMバンドHELLIONが'91年に発表した、彼らの最高傑作と名高い2ndアルバム。(邦題は『暗黒の書』)
近頃、再結成を果たしたと噂のLAのスラッシュ・メタル・バンドDETENTEに、アン・ボレインが加入したというニュースに
驚かされて以来、また頻繁に聴くようになった本作だが、これがアン姐さんの男勝りのパワフルVoと、
ランディ・ローズ門下生として知られるチェット・トンプソンを筆頭とした、4人のギタリスト達の構築美溢れるメロディアスなGプレイ、
そして、タイトでソリッドなリズム隊がガッチリとスクラムを組んだ、ドラマティックな様式美パワー/へヴィ・メタル・サウンドが
全編に渡って炸裂する好盤に仕上がっていて、改めて「良いバンドだったなぁ」と、認識を新たにした次第。
アン・ボレインが小説としての発表も考えていたという、怪奇と幻想が交錯する、ミステリアスなストーリーをフィーチュアした
コンセプト・アルバムということで、曲間に配された小曲やSEが、作品全体のドラマ性を効果的に高めている事も特筆すべき点なれど、
やはり本作の肝は、JUDAS PRIESTの名曲“THE HELLION"を彷彿とさせる劇的な導入部を持つアルバム表題曲②に始まり、
本編のラストを締め括る、LED ZEPPELINの代表曲“移民の歌"のパワフルなカヴァー⑭に至る、収録楽曲のクオリティの高さ。
特に、起承転結を備えたドラマティックな曲展開が、本編のハイライトを飾るに相応しい⑬なんかは、様式美HMファンなら必聴の名曲かと。
これを聴いていると、DETENTEの新作への期待も高まりますなぁ。(彼女が曲作りに参加してるといいのだけど・・・)




4. 失恋船長 ★★ (2012-10-05 14:30:44)

逞しい歌声を轟かせるパワフルな歌唱スタイルが男前なアン・ボイレン嬢率いるバンドの1990年リリースの2nd.曲間のSEなどで感じてもらえると思いますがご自身のルーツとなるスコットランドを舞台としたコンセプトアルバムとなっています。前作の流れを組むダークな欧州スタイルとUS産ならではの湿り気よりも乾いた硬質なスタイルが貫かれておりゴリゴリの正統派HM/HRサウンドを聞かせてくれる。歌唱スタイルにも若干の幅が広がり進歩した姿に好感を持ちますね、変な色気を持ち込まないスタンスもカッコいいです。個人的には多様な参加メンバーが魅せてくれるギタープレイを中心とした堅実なバックの演奏が楽曲を盛り立て奇をてらわないストロングな正統派US産メタルを堪能できます、音質も良くないし画一的な面も見えますがツェッペリンのカヴァーもバッチリとはまり、今後の躍進を期待できる作風でしたが1990年にこの手のサウンドでは浮上できずバンド活動は停滞の憂き目に会うチャンスに恵まれないバンドだったように感じます。マニア向けのバンドですが入門者には今作を迷うことなくオススメしますよ



5. 聖なる守護神 ★★★ (2020-07-18 09:19:43)

 まず↑の火薬バカ一代さんがおっしゃるとおり...⑬は名曲ですネ。お約束的叙情的アコギからのドラマティックに展開してみせる辺りは正しく様式美そのもので、ボレイン嬢の壮絶な絶叫で終盤へと向かう様は感動すら覚えるでしょう。("移民の歌"のカバーなど入れずにアルバムをこの曲のドアを閉じる音で終えた方が個人的には良かったと思うが...)
 そして個人的推しのチェット・トンプソンを始め歴代在籍した3人をも加えた派手なG.プレイも聴き所で、特に②④辺りは必聴なのでは...と思います。
 まぁ、ボレイン嬢のクセの強く押し付けがましい?歌唱に拒否反応があるかも知れんが、ダークでドラマティックに展開する正統派メタルはメタルが本来持っていたアンダーグランド臭も大いに発散しているのもポイントが高い...正しく"暗黒の書"。



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