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NEVER-ENDING (2005年)
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1. 失恋船長 ★★ (2025-11-16 17:19:00)

Dream Evilで話題になったガス・G。さらにはFirewindもあったので、正統派の救世主ギタリストとして注目の的になる。そんな彼が在籍していたバンドという事で遅れてですが、晴れて国内盤もリリースされた三枚目のアルバム。

オープニングからメロディアスなリードプレイが登場、メイデンぽいフレーズも増えたりと、やりたいようにやっているなぁである。まぁスラッシーなリフも登場しました、デビュー当時のような重苦しいUS産パワーメタル色は減退。というか、このバンドは、ガス・G抜きでもメロディアスなサウンドに向かうので、あの作品が異質なことになっている。

個人的にはお気に入りだったので少々寂しいが、このバンドは欧州産パワーメタルなれど、コミカルさは一切ない。もっと言えばニコニコ顔で聴けるようなファニーさ、楽しい気分で今日も一日ゴーなハイトーン系のスタイルではないのが重要。

欧州パワーメタルがアメリカでウケない最大の要素は、あのニコニコ顔のハイトーンなのだが、逆に日本では大人気だった。
そこが、このバンドに対する評価の分かれ目であろう。ギタリストでもなければ、よほどセンスのある人間でもない限り、ガス・Gだろうがなんだろうが、大した問題ではないはず、問題なのは雑誌のレビューや売上ランキングの方ですからね。

バンドの顔であり首謀者であるリアパキス。彼が柔軟な姿勢でエッジを効かせて歌いあげていますが、こうメロディアスな作風になると、もう少しクリアーな声質の方が好みなのですが、声も裏返るしね。思わぬ欠点を披露するも、凡百のバンドにはないシリアスさ、その個性を磨き大衆性を増量したことで、より一層の普遍的なメタルサウンドを獲得。

華やかなリードギターとソロ。そこにヘヴィでメタリックなリフなどを盛り込み、単なる回顧主義では終わらない音楽性を今作も貫いたので正統派マニアにとっては大きな受け皿となるだろう。でもハイトーン系が好きな人には、一本調子に聞こえるでしょうね。おおいう大袈裟な歌い方ってわかりやすいからね。ヒーローショーみたいなもんだもんね。

明確なコンセプトを持ったメタルサウンド、的を絞り間口を広げたことは正解だろうが、その分、個性は薄まる。しかし全体的にはスケールアップ。1stと2ndの良さを上手くミックスした作風は大いに支持されるでしょう。



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