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ILLUSION (1970年)
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ILLUSION
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解説 - ILLUSION
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1. ギターの国から2002.遺言 ★★ (2005-02-14 21:27:00)

71年発表の第2作目。メンバーは前作と同じ。
前作『RENAISSANCE』よりも焦点が絞られて、ドラマティック性や美しさもアップしていると思われます。僕は先に『DA CAPO』で「Love Goes On」と「Love Is All」を聴いていたのですが、アルバムで聴いて初めてこれらの曲の魅力が分かりました。やっぱりこの時代の作品群というのは編集盤よりアルバムで聴くべきなんだな~と再確認しました。というより今回の紙ジャケ再発はファースト共々音が非常によくなっており、広がりとレンジが強調されています。『DA CAPO』は音が悪かったという点でも、僕がこれらの作品に対してあまり良いイメージを持たなかった要因になっている気がします。
それでは曲ごとに感想を。
「Love Goes On」はゆったりとした雰囲気で始まりますが途中からちょっとだけ疾走するのが印象的です。「Golden Thread」はとにかくピアノの音色が美しい曲。特に後半はうっとりです。「Love Is All」もゆったりしたバラードです。メロディがとても心に残ります。
そして興味深いのが次の「Mr.Pine」。何故ならこの曲のみあのマイケル・ダンフォードが参加しており、作曲もダンフォードなのだ!!!。始まりと終わりはなんだかサイモン&ガーファンクルみたいですが、注目すべきは中間部。なんと「Running Hard」のメロディが聞けるのだ!!!。この曲が第1期と第2期の架け橋となった存在であることを感じずにはいられません。
続く「Face Of Yesterday」はこのアルバムのハイライトでしょう。とてもとても美しいバラードでジェーンの歌声も素晴らしいと思います。ジム・マッカーシーが作曲ということで次作の『PROLOGUE』の「Kiev」や「Bound For Infinity」の雰囲気を彷彿とさせます。名曲。「Past Orbits Of Dust」は気だるいムードのちょっと変わった曲。
そして今回の紙ジャケ再発では「Shining Where The Sun Has Been」「All The Fallen Angels」「Prayer For Light」「Walking Away」という4曲の未発表曲が収録されています。アルバムの構成を壊している恐れもありますが、まぁ、おまけと考えれば良いです。でも「Walking Away」はなかなかの佳曲。
とにかく「雰囲気」のあるアルバムです。前作同様このアルバムからルネッサンスに入るのは止めといた方が良いですが、第2期を聴いた方なら一聴の価値はアリですよ。さすがに完成度や商業的な面から言えば第2期のルネッサンスには及びませんが、「布石」となっただけはある作品です。
因みにこれとファーストは現在あのロッド・スモールウッド率いるサンクチュアリーがカタログを持っている模様。このアルバムにもメイデンの作品でよく見かける「S」のマークが!。なんだか変な感じです・・・(笑)。



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