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CRUEL INTENTION (????年)
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CRUEL INTENTION
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解説 - CRUEL INTENTION
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1. 火薬バカ一代 ★★ (2021-10-19 01:12:28)

90年代の足音が聞こえ始めた頃から、GUNS 'N' ROSESの台頭やブルーズ・ブームの盛り上がりを受けて、それまで大勢を占めていたEUROPE系とは一味異なる、ファンク/ブルーズ/ロックンロール・テイストを前面に打ち出したサウンドを身上とする新世代北欧メタル・バンドが続々日本にも紹介されるようになりました。このNASTY IDOLSもそうした流れを汲むバンドの一つで、本作は彼らが'91年に発表した日本デビュー作でもある2ndアルバム。正直、いかにもロケンロール!なバンド名のイメージもあって、国内盤がゼロ・コーポレーションからのリリースでなけりゃまず買おうとは思わなかった作品でしたが、実際に聴いてみたら意外にもこれが結構な拾い物だったという。
新世代(言うてももう30年前ですが)北欧メタル作品は、SWEDISH EROTICAとかSTAGE DOLLSとか、勝手なイメージで聴かず嫌いしてたけどしっかり向き合ってみると案外良い、というパターンが多くて、本作もアンディ・ピアス(Vo)のしわがれ声による熱唱を生かしたスリージーなロックンロールを基調としつつも、要素に配されたエネルギッシュな疾走ナンバーと、IRON MAIDENから影響を受けているというジョニー・エスピノーザ(G)のテクニカルな演奏がサウンドをタイトに引き締め、かつ北欧のバンドならではのセンスが迸るメロディが華を添えてくれるという塩梅。特にライブ映えしそうなキャッチーなコーラス・ワークと、“山の魔王の宮殿にて”を交えたトリッキーなGソロをフィーチュアして軽快に駆け抜けていく③は、思わず「おっ」と思わされてしまう名曲です。
更にメタリックに仕上がりの次作『VICIOUS』と合わせてお薦めする1枚。



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