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RED SKY (2003年)
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RED SKY
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解説 - RED SKY
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. HIGASHI ★★ (2005-02-27 21:39:00)

03年リリースの通算3作目。
全く期待しないで購入したんだけど、その質の高さに度肝を抜かれた作品。いかにも伝統的な英国ハードロック風味満載で、一曲一曲のクオリティは驚くほど高く、全体のバランスも見事だ!
このバンド、当時も今もまるで注目を集めた事がないんだけど、だからこそこういったバンドが活動している事が嬉しくなってくる。日本で売れるか?っと聴かれればNOだけど、出来はどう?っと聴かれると「最高!」っと答えるだろう。
こんなバンドがNWOBHM時代からいたなんて一体何処までこのムーブメントは奥が深いのだろう・・・




2. cozy_ima ★★ (2006-11-22 23:23:00)

まずこの作品は、超が5つ付くほどの名盤であると言い切っておきたい。
基本はあくまで、ブリテッシュ系のメロディアスハードにおきながら、
そこにパープル、メイデン、サバス、ジューダス等々の栄えあるブリテッシュ
ハードロックの大物大先輩の要素をふんだんに盛り込んでいる。
1曲1曲が全て大作志向であり、そして12曲も詰め込まれてトータル時間数が、
70分にも及ぶが、一言で言えば、ブリテッシュハードロックの、総集編とも
いうべき壮大なドラマを見ているような錯覚に陥る。
ギター、キーボード、ボーカルが全て単にうまいだけではない。そのセンスには
息を呑むしかない。超が5つ付く超一流のプレイである。
そして、メロディは、ヒープ、ディーモン、マグナムに通じる往年のブリテッシュ
ハードロックの洗練された全てが完装されている。
ブリテッシュハードロックには墓場まで持っていきたい作品は、多々あるが、
まずはこの作品をまっさきに持っていくべきだ。




3. ガイアナ ★★ (2006-12-09 20:53:00)

極めて質の良い楽曲。
が、初めて聴き終えた時、妙に冷静だった自分。
「これくらいは当然だよね」と、いつの間にか芽生えていたこのバンドに対する信頼感。
NWOBHMでパワー系のNO.1といえば、影に隠れた物凄い奴等も数多いるケド、IRON MAIDENということにまず間違いはない。
一方メロディー部門では、私はMANTISとSARACENがトップであると今のところ(今後も名も無きバケモンに遭遇する可能性があるので「今のところ」)位置付けてます。
まぁそれくらいSARACENの1stは凄かった。2ndもなかなか(ブートで聴ける。2曲足らないが)。
84年の2ndからこの03年作・再結成3rdリリースの間、彼らは恐らく陰ながら音楽活動を何らかの形で継続させていたのでしょう。
楽曲レベルは落ちてないし、アレンジの幅は以前より広がっている。
全く・・・凄い連中だ。
隠れた名盤をお探しの方、イイもんありますよココに。
1stとのカップリングCDが出てるので、それ買えば間違いなく天国行ける。
1stは100点あげてもいい。あれは究極。
推薦度:★★★★




4. 火薬バカ一代 ★★ (2010-09-20 18:05:00)

80年代に数枚の作品を残して解散した英国のSARACENが復活を遂げ、'03年にリリースした3rdアルバム。
収録楽曲の半数近くが、過去の名曲や、LAMMERGIER時代のマテリアルのリメイクで占められた構成は、
正式な3rdアルバムと呼ぶにはちょいと変則的だが、美麗なハーモニー、ベテラン・バンドらしい重厚感、
それに壮大なスケール感がそれぞれ増量されて蘇った往年の名曲群は、これはこれで十分カッコイイ。
(若々しい躍動感は薄まってしまったが)
相変わらずロブ・ハルフォード風味が漂うVoと、スペーシーなKeyによるイントロが付け加えられ、
一層コスミック且つドラマティックに蘇った①なんか元バージョン以上に魅力的なぐらいのものだし、
力強く展開していくヘヴィ・ナンバー②、2本のサックスと泣きのGが哀愁の競演を果たしたインスト曲⑨、
女性Voとのデュエットをフィーチュアしたバラード⑪といったオリジナル曲の方も、侮れない完成度を提示。
本作が決して、過去の遺産に頼りきったお手軽作品でない事実をしっかりと証明してみせている。
トータルで70分オーバーという収録時間は明らかに詰め込みが過ぎ、そのせいで後半ダレて来てしまうのが
玉に瑕ながら、個々の楽曲は安定してハイクオリティを維持。
ポップ方向へ迷走してファンを嘆かせた、2nd『CAHNGE OF HEART 』での変節を帳消しにする力作かと。




5. 夢想家・I ★★★ (2012-03-15 21:20:56)

英国の隠れた名バンド、SARACENの3rdアルバムです。
楽曲、演奏ともに高品質でさすがの安定感を誇り、BLACK SABBATHやJUDAS PRIEST等の先人からの影響を上手く消化したドラマチックな大作主義の楽曲は非常に聴き応えがあり、いかにもブリティッシュ・ハード・ロック然としたウエットな質感のサウンドも好きな人にはたまらないでしょう。
ただ、1stアルバムからリ・レコーディングされた3曲は、非常にカッコ良いのは確かですが、アルバムの独自性の観点から言うと必要無かったのでは?とも思えました。
輸入盤の1stとの2in1が入手しやすいでしょう、お買い得感は満点です。




6. 失恋船長 ★★★ (2022-09-05 12:47:20)

70年代の中期から活動していた彼らは、NWOBHMの流れの中で1981年にバンド名をLAMMERGIERからSARACENと変更してデビューを果たしました。そのデビュー作の質は高く叙情的な泣きと拘りの展開、キーボードプレイヤーを大胆に活用しつつもNWOBHMらしい攻撃性と英国様式美、さらにプログレテイストも加味させたスタイルは、あの時期では異色のスタイルと写り注目の的となります。NWOBHMマニアからは期待の新人と目される分けですが、NWOBHM四天王なるメディアとレコード会社がマッチポンプで金儲けでもしようとしたのかという、誤った認識がメディア偏重者の間ではあるので、この手のバンドに辿り着かない方もいるでしょうが、メタルの世界にアンテナを張っているマニアならば、その高い音楽性に目をつけた者は当時から沢山いました。

しかしメンバーチェンジや音楽性の変換などもあり、やっぱりなぁと言うNWOBHMあるあるでバンドは解散の憂き目にあうのだが、よもや復活を果たすとは驚きです。

個人的には幻のLAMMERGIER時代のマテリアルや、1stはおろか、2ndからのリメイクがあった事に驚かされます。今作リリース時、既に他界していたベースの‎バリー・イェーツ‎。今作にはそのテイクと彼に捧げたという意味合いが込められているというのもポイントなんだろう。そういう意味での1stリメイク&過去のマテリアルなのかな?と深読みしつつ、この芳醇な英国産クラシックハードサウンドに浸ります。
今では今作と1st&ギターの‎‎ロブ・ベンドロー‎が自主制作でリリースした音源をプラスした2枚組がリリースされていますので、そちらを聴いて頂くと2度美味しい思いが出来るでしょう。オリジナルとリメイクの比較が出来るのも嬉しいですよね。

壮大なスケールを抱く叙情派サウンド、ガツーンと走るのが好きな方にはチョイと物足りなさもあるだろう、若干の間延びを感じるかも知れないが、一曲の完成度の高さ、何より創意工夫を凝らした音楽性は一聴の価値ありです。



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