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MY ARMS, YOUR HEARSE (1998年)
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MY ARMS, YOUR HEARSE
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解説 - MY ARMS, YOUR HEARSE

1998年8月18日、Candlelight Records(ヨーロッパ)/Century Black Records(アメリカ)よりリリースされた3rdアルバム。
ドラムのAnders Nordinの後任を探している旨の広告を見て、コンタクトを取ったMartin Lopezが加入して製作された。ほどなくして、Lopezの元バンドメイトでもあるMartin Mendezもベーシストとして加入したが、アルバム制作ためのベースパートを覚える時間が十分に確保できず、結局フロントマンのMikael Åkerfeldtがベースも担当している。
今作は前作までの音楽性から劇的な変化を遂げており、サウンドは全体的により重く、整合性のあるプロダクションになっている。また、全曲が10分以内に収められ、前作のどの曲よりも全曲が短くなっている。アルバムはCandlelight RecordsのLee Barretに捧げられた。
また、今作はバンド史上初のコンセプトアルバムである。アルバムタイトルはイギリスのプログレッシブフォークバンドComusの「Drip, Drip」の歌詞に由来している。

Recorded:August–September 1997, (Studio Fredman, Maestro Musik and Nacksving Studio)
Producer:Fredrik Nordström, Opeth
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. カズチン ★★ (2005-03-02 21:17:00)

スウェーデンのプログレッシヴ・デスメタルバンドの3rd。
このアルバムからドラマーがマーティン・ロペスに代わり、音づかいも曲の練り方も俄然よくなり、最近のアルバムからOPETHが好きになった人にも薦められる一品です。
アルバムの収録曲数がボーナストラックも含めて11曲とOPETHとしてはかなり異例ですが、他のアルバムに比べると曲がコンパクトなのでなかなか聴きやすいかな?そんな気がします。
個人的にはDELIVERANCEよりもアグレッシヴだと思うし(ブルータルさはDELIVERANCEのほうが上)、どの作品よりもプログレっぽいと思います。
やはりこれはこれでイイアルバム。

ちなみにボーナストラックはCELTIC FROSTとIRON MAIDENのカバーです。両方良いですがCELTIC FROSTはある意味スゴイ、なんとOPETHが疾走してます!!!




2. thacacci ★★ (2005-09-25 04:39:00)

僕の中でBlackwater Parkと並ぶ超名盤。
コンセプトアルバムということで、1曲目のPrologueから9曲目のEpilogueまで切れ目無く一気に聴かせてくれる。
曲の長さも全く気にならず、時間を忘れて陶酔できる。
いやー、3rdにして凄いアルバムを作ってしまった。全曲大好きなアルバム。



3. ドクトル・メタル ★★ (2006-05-14 22:15:00)

切り込んでくるギターメロディーの旋律だけで言えば一番好きかも。
「WHEN」のギターソロとか、インストの「EPILOGUE」とか、特に。
1stと2ndは持ってないので、あくまで3rd以降ならですが…。




4. mokusatu ★★ (2006-07-29 17:07:00)

前作までは現世の悲しみを引き摺っている亡霊のようなサウンドだったが、アルバム2枚作ってるうちに輪廻転生したらしい・・・で、あろうことか、転生先が鬼のように屈強なモンスターだった、みたいな強い音になっている。一言で言えばヘヴィ・メタルになった98年発表の3rd。リズム隊もここで固まったようだ。
獰猛なデス・メタル・パートがヘヴィ・メタルよりカオティックに渦巻きながら、叙情性は相変わらず幽玄な儚さを描くという、美醜対比を極めんとするドラマティック・デス/ゴシックである。とにかくデス・メタル以外何物でもない荒々しい迫力はとても同じバンドと思えない。楽曲の指向が変わった事もあるが、さすがFredrik Nordstrom、スウェディッシュ・デスの表番長の貫禄であろうか。
10分超えは1曲もなし、驚愕の6分台の曲の出現はアングラマニア的落胆があるが、普通に考えればこれで正解です。
EMPERORにおけるテクニカル・メタルへのこだわりを叙情プログレへのこだわりにすりかえると、案外こんな感じにならんかな?

個人的な事を言わせてもらうと、発売当時から今まで、前作のような「メロディックであればある程良い」とする美学が消え失せたこのアルバムは大いなる失望をもたらした人生最大級かつ完全無欠の大駄作で記憶から消えていたんだが、久々に聴き返してまず浮かんだ言葉は「なんて格好良いんだろう」。
未だCDラックにあった事自体奇跡ですけど・・・よっぽど俺は2ndの可能性を捨て切れなかったらしい(今日捨てました)。




5. Dr.Strangelove ★★ (2006-11-01 17:06:00)

個人的には前作より好きなものの、まだ傑作とまではいかないかな。
次の「Still life」からが凄い。




6. reprepsuica ★★ (2008-09-14 08:47:00)

恋人を残して死んだ男性が亡霊になって色々なコンセプトアルバム、
曲の終わりの歌詞に次の曲のタイトルが上手く入っているのがよいです。
(因みに国内版の対訳は酷くてお話にならないです!)
先述されている内容と重複しますが、
前作までと比べメロウとヘヴィの切り替えし方が洗練されドラマティックになり、
ギターのメロディもより美しくなりました。
個人的にこのアルバムから後は全て大傑作です、1st、2ndは傑作です。
最近のOpethから入った方でも、充分聴けるアルバムと思います。
(先日の来日でDemon of the fall聴けて泣いて帰ってきました)



7. netal ★★ (2013-11-01 22:18:35)

0分超えの曲がないという面で、Opethの中では異例のアルバム。
現在、デスメタル成分入りのアルバムの中で10分超えの曲の無いのはこのアルバムのみ。

前作に比べてへヴィネス&ブルータリティが増しており、またOpeth特有の巧みな静動の対比が現れ始めてきていて、後の大名盤4th、5thの礎となった作品とも言える。
その2枚に比べれば流石に完成度やリフの緻密さでは劣るが、この頃から不穏で獰猛なヘヴィリフや叙情的なギターメロディはかなりのレヴェル。
デスメタリックな要素の強さにおいては、現状Opeth史上最高であろう。
また、今作から加入したMartin Lopezも加入最初の作品にして申し分無い芸の細かいドラミングで魅せてくれる。

気に入り度…85/100

おすすめ…Demon Of The Fall



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