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TWO HANDS, ONE HEART (1992年)
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TWO HANDS, ONE HEART
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解説 - TWO HANDS, ONE HEART
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2020-02-11 01:00:53)

オハイオ州クリーブランド出身のギタリスト、ニール・ザザが、自身のバンドZAZAを解散させた後、デイヴィッド・T・チャステインが主宰するLEVIATHAN RECORDSから'93年に発表した初のソロ・アルバム(オール・インスト物)。ちなみに日本デビュー作でもあり国内盤はゼロ・コーポレーションからのリリースでした。
帯には《様式美》《クラシカル》の宣伝文句が並び、所属レーベルに対するイメージも手伝ってバリバリのネオクラ路線なサウンドを想像していましたが、フルピッキングやスウィープピッキングを多用した演奏スタイルこそ確かにイングヴェイからの影響を伺わせつつも、作品の方向性自体はテクニック以上に「メロディ」を聴かせることに重きを置いた、大仰さ、堅さよりも寧ろ「軽やかさ」が印象に残る親しみ易いサウンドが託されています。
疾走する曲調にGとピアノ(本物じゃないのが惜しい)がスリリングに絡み合うOPナンバー①、エモーショナルなチョーキングと、スパニッシュ・タッチで閃くアコギの妙技が絶品な④、哀愁に満ちたテーマ・メロディが耳に残る⑦、“IN THE MOOD”を組み込んだ賑々しくノリの良い⑨等々…豊かなセンスと多彩なテクニックに裏打ちされた収録楽曲の数々は、メロディアスなGが全編に亘って雄弁に「歌って」くれているので、普段Voなしのインスト物を積極的には嗜まない身でも何の問題もなく楽しむことが出来るという。
宅録ゆえプロダクションのしょぼさは隠しようもないのですが、ニールが目指した「音楽の二大要素、テクニックとメロディの自然な融合」が、デビュー作にして既に高いレベルで果たされている1枚ですよ。



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