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DöDENS EVANGELIUM (2005年)
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DöDENS EVANGELIUM
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解説 - DöDENS EVANGELIUM
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2008-07-31 21:23:00)

2005年発表の2nd。
…もう裏ジャケなどで使われてるフォントからして期待してしまいますね(笑)

スウェーデンのブラックメタルシーンって、まずDISSECTIONやDARK FUNERALなどの寒々しく疾走するタイプのブラックが多くて、次いでSHININGやSILENCER、LIFELOVERなどの鬱系のブラック、WATAINやFUNERAL MISTのような邪悪方向特化型のブラックが台頭してきているという印象があるんですが、このバンドの音楽性はその後者二つを上手く纏めたようなブラックを演ってますね。

疾走するだけではない、聴かせる展開やリードギターを多く入れ、メタリックな音ながらメロディが救いようのない、乾いた鬱系のものであるところはSHININGにも通じる物がありますが、こっちの方が後半かなりノイジーに疾走するパートがあったりなどカルトな展開があり、SHININGと比べるとメタルとしての完成度より邪悪な雰囲気作りに重きを置いている感じ。WATAINが邪悪さを更に重視し、より一般のメタラーの価値観から離れた音になった感じと言っても近いかもしれません。
また、ヴォーカルも表現力があり、SHININGやSILENCERを思わせる悲痛系絶叫から

中~高音域でのマジな殺意の篭もったがなり、サタニズムの教義を説くような演説調などバリエーション豊かな歌い方を見せていてかなり上手い。頻度こそ多くないものの、SEの使い方も効果的で、特にラストの何かが産まれたような声には戦慄が走る…。

このアルバムのリリースにはあのNorma Evangelium Diaboliが絡んでいるようですが、確かにNED系バンドにも通じるシリアスな邪悪さがあるように思います。SHINING、WATAIN、FUNERAL MIST辺りが好きな方にお勧め。ただ、上記のバンドと比べるとちょっとカルトな雰囲気が強いので、ブラックメタルをある程度聴き込んでから手を出した方がいいかもしれません。



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