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MILANO CALIBRO 9
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MILANO CALIBRO 9
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解説 - MILANO CALIBRO 9
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1. T2 ★★ (2005-05-30 19:23:00)

霧につつまれた夜の街。その片隅にあるガス灯から煙るかすかな光。
音から描く個人的幻影を物凄く許容してくれる。そんな音です。(特にPreludio~Temaね)
他はアーシーな曲も多いんですべてが許容とは決していえませんが...。
しかし、この時期のイタリアンプログレは日本人の感性直撃って感じでナカナカ興味深いょ。
その血筋は確実に現在トップクラスのイタリアンHM/HRグループにも受け継がれてるしね。
イングウェイはデビュー前「New Trolls」は多分聴いた事あると思うし。
マイケルアモットの「Stigmata」でのインストは感性的に近いものがあると思うし。
どプログレとHM/HRの感性的距離は遠いようで実は間近。最近、特にそう思います。
次の「Palepoli」も好きです。音像はこれとはまた違うけど。。



2. 火薬バカ一代 ★★★ (2022-06-08 23:57:21)

普段プログレッシブ・ロックはそんなに興味を持ってチェックしているジャンルではないのですが、NEW TROLLSの『CONCERTO GROSSO 』に感激して以来、イタリア産のバンドに関してはついつい食指をそそられてしまい、特に「哀愁」「メロトロン」といったキーワードを売り文句にされてしまうと、パブロフの犬状態でヨダレが溢れ出してしまいます。
イタリア・プログレ・シーンの大御所OSANNAが'74年に映画『ミラノ・カリブロ9』のサントラ盤として制作した本作には、前述の『CONCERTO GROSS』レコーディングに多大な貢献を果たした音楽監督ルイス・エンリケス・バカロフが参加しており「それもう絶対に最高のヤツじゃん」と、アルバムの存在を知った瞬間に慌てて買いに走りましたよ。そして実際に最高だったという。
「静」の魅力で聴き手の涙を搾り取った『CONCERTO~』(厳密にいえば違うのですが、そこを説明しようとすると長くなるので割愛)に対し、本作はKING CRIMSONからの影響を伺わせるヘヴィかつアグレッシブなバンド・セクションと、バカロフが手掛けた濃厚な哀愁を纏って奏でられるオーケストラ・セクションとが、時に真っ向ぶつかり合い、時にドラマティックに融合し、全10楽章で構成された40分以上に及ぶ大作を緊張感を途切れさせることなく語りきる「動」の魅力が肝。特に“テーマ”と題された②では本編の魅力を凝縮させた泣きのメロディが炸裂していて辛抱たまらん!と。
映画のサントラという変則的な作りですし、OSANNAの代表作なら『PALEPOLI』の名前が真っ先に思い浮かびますが、本作も見かけたら是非チェックして頂きたい1枚であります。



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