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The Deluge (1986年)
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The Deluge
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解説 - The Deluge
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. せーら ★★ (2005-06-04 21:35:00)

86年の5th。内容は前作と変わらず。
専門店でB級メタルの宝庫・USカルトメタルを漁っていると、必ずと言っていいほどCIRITH UNGOLと、このMANILLA ROADの名前が出てくる。
そのくせ一歩CD屋を出てしまうと、いくらカルト的人気と言っても全く彼等の情報に巡り会えないのは、一体どういうわけだろう?
ファンは地底人なのか?
MANILLA ROADの音楽は、覇気がありメロディーも適度にあり、その上ギターは弾きまくりだわドラムはやたら手数多いわで、これだけの情報だと非常に魅力的な感じがする。
しかし、何か人を寄せ付けない奇妙なオーラを、どぇええっと発しているのである。
つまり何か1枚気に入れたら、その人は恐らく全てのアルバムが好きになれるだろうし、反対に1枚聴いてピンと来なかったら、(異色の3rdは除いて)その人は縁がなかったと思うしかないだろう。
とにかく超曲者。恐らく歌詞を正しく理解しないことには、オーラをぶち破り、彼等の世界に侵入することは困難であると思われる・・・。
勇気ある方よ、ためしに挑戦してみては如何でしょ?




2. 失恋船長 ★★★ (2024-01-06 02:27:14)

世界中のエピックメタルファンを魅了する伝説のバンドによる1986年にリリースされたフルアルバム。1986年と言えばメタルバブルは勃興する時代、もうその百花繚乱の煌びやかな世界は凄まじい勢いがあり、L.Aを中心地として華々しく弾けまくっていた。
当時、初期サバスのようなスタイルをやろうものなならば、ステージに上がることはおろかキャスティングNGの時代である。そんな中で、このバンドは独自の路線を邁進、そしてこのアルバムには彼らの全てが凝縮されています。
古めかしいトラディショナルなスタイルから、US裏街道パワーメタル路線、そしてスラッシュメタルからの影響も取り込み、来たるべきシーンへ孤高の存在として宣戦布告、今まで以上にスピード感も増し聴きやすくなっている点も見逃せない。
少々鼻に掛かった甘い声質のマーク・シェルトンの歌声も、ドラマティックな世界観を朗々と歌い上げ、ストーリーテラーとして機能、楽曲を牽引するギタリストとしても大活躍、最先端の技巧はないが、オーソドックスなストロングスタイルのサウンドをリードしている。相変わらず音質は良くないが、リズムプレイも重厚なバンドサウンドを後押し、この迫力のあるエピカルな世界観を演出するには十分過ぎるほどの分厚いグルーブで鋼鉄の城を築き上げています。
精錬され研磨された鋼の斧は、浮かれたメタルシーンを切り裂くほどの魅力を携えていますね。
後半に進むにつれ、その濃度が高まるドラマ、唯一無二の世界観に飲み込まれますよ。



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