1951年7月29日、バイロイト祝祭劇場でのモノラル・ライヴ録音。
ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ),エリーザベト・ヘンゲン(アルト),
ハンス・ホップ(テノール),オットー・エーデルマン(バス)
1951年に再開されたバイロイト音楽祭でのライヴ録音。
通称「バイロイトの第九」。
「世紀の名演」、「空前絶後」と形容され、フルトヴェングラーの全録音中随一の名演として聴き継がれてきたもの。
演奏開始前のフルトヴェングラーの足音と拍手が入っているマスターを保有しているのは日本だけのようで,日本でしか発売されたことがないが,これが本番の演奏会の録音なのか疑問視する見方もある。
この日の演奏会のライヴ録音はバイエルン放送にも保存されており,2007年7月に日本フルトヴェングラーセンターがCD頒布を行った。
EMI盤と,バイエルン放送音源とでは演奏の大半が異なっており,バイエルン放送音源の方は当日の演奏の本番テイクを収録しているとされていることから,EMIから発売された「バイロイトの第9」はリハーサル音源を中心とした編集盤とみられる。
演奏終了後の拍手にはいくつかのパターンがある。どれが演奏当日のオリジナルな拍手なのかは不明。