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WILD CAT (1980年)
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WILD CAT
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解説 - WILD CAT
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. せーら ★★ (2005-07-05 22:25:00)

80年発表の1st。
最初の10秒聴いただけで「あ、NWOBHMだ」と分かってしまうほどの、超ウルトラ典型的なNWOBHM作品。
本作には、まだサイクスとジョナサンは関わっていません。
ヴォーカリストはジェス・コックス。やる気なさげな歌唱故に、批判の対象にされがちですが、「容姿端麗でマイクアクションもなかなかだった」とマサ伊藤氏は褒めてます。なるほど、そんな長所を持ってたんですね。わたしはNWOBHMの良さは若々しさと荒々しさにあると思っているので、ジェスの際どい歌唱も嫌いじゃないです。「バックの演奏とのテンションの差が面白い」なんつって、むしろ楽しんでます。
どの楽曲も勢いがあり、とても高感度高し!タイトル曲「WILD CAT」は、ジェスのテンションも高めで、サイコーにCOOL!
2nd・3rd同様、ジャケもカッコイイね!




2. すりっぷのっと ★★ (2005-07-05 23:29:00)

せーらさんの書きこみを見てもう一度聴いてみました。なるほどVoに対してはそういう見方もあるな~と思いましたね。
自分はあのやる気があまり感じられないVoが少し苦手だったのですが、あれが彼なりのマイクパフォーマンスだと思えばせーらさんが好きなのも分かりますね。自分の修行が足りませんでした、ごめんなさい。
ちなみに楽曲は基本的にどれも凄く好きです・・・・と言うか、全部が名曲です。NWOBHMの醍醐味が存分に味わえる明るくて楽しい曲ばかりです。
ジャケットも確かにカッコいいですよね。
★★★




3. ライキチ ★★ (2008-01-14 01:19:00)

アルバムジャケ的には最高傑作!阪神タイガースファンは買うべきであろう!
内容的にはジェケに力を注ぎ込んでしまったと言わざるを得ないかも・・・。気合の入っていないVoが特徴的。




4. 火薬バカ一代 ★★ (2020-02-27 23:50:21)

若きギター・ヒーロー、ジョン・サイクスと、実力派シンガー、ジョナサン・デヴァリルの2本柱を擁して発表された名盤『SPELLBOUND』(’81年)の陰に隠れてしまいイマイチ存在感が薄い、’80年リリースのTYGERS OF PAN TANGの記念すべき1stアルバム。え?TYGERSの作品は2nd『SPELLBOUND』以外は全部影が薄いだろうって?…それを言っちゃあお終いよ(渥美清風に)。
Wジョンの鮮烈なパフォーマンスにボトムアップされて、時にNWOBHMというジャンル枠内からはみ出すインパクトを放っていた『SPELLBOUND』に比べると、ジャンル内にすっぽりと収まり、寸分たりともはみ出さない本作は「NWOBHM充填120%」といった趣き。ガシガシと刻まれ楽曲を荒々しく牽引するGリフ、シンプルにして攻撃的な曲調(当然バラードなし)、もっさり歌うヘタウマVo等々、まるでNWOBHMの基礎パーツのみで構成されているような本編は、これといったキメ曲が見当たらず、著しく地味。ただ今聴き直すと、なか卯のはいからうどんか、はたまた生(き)で飲む焼酎ビッグマンの4ℓボトルかというこのソリッド過ぎる味わいが妙にクセになるという。ワイルドに吹き荒れるOPナンバー①やアルバム表題曲⑦はカッコイイですし、アルバムをそこはことなくドラマティックに盛り上げて締め括る⑩等は、頭一つ抜けた印象度を誇る逸品ではないでしょうか。
よう考えれば発表当時、全英アルバム・チャート20位圏内に食い込むヒット作なのですから、そりゃつまらない内容のわけがなく。NWOBHMってどんな音?との問いに答える教材に持ってこいの1枚であり、BATTLEAXE辺りが楽しめる向きにもお薦めです。




5. 失恋船長 ★★★ (2021-08-21 18:58:38)

あのNEATからデビューを果たしたNWOBHMバンド。早々とインディーズシーンから抜け出しアメリカのMCAと契約をもぎ取る。やはりシンガーのジェス・コックスがステージ映えする2枚目だったのが要因だったのだろうか?それとも湧き上がるNWOBHMに対しての青田買いだったのか分からないが、デビュー後、早々にフルアルバムを出してきた。
いかにもNWOBHMな垢抜けないサウンドと倦怠感のあるジェスの歌い回しは独特の味わいがあり、いい意味でも悪い意味でも個性を発揮、これぞNWOBHMな音で溢れている。愁いのあるメロディと荒々しいさが印象的な②からのズンドコベロンチョリズムが炸裂する③なんて英国ならではの味わい、無理にアメリカン使用されていもいないし、メジャー感を漂わせていないサウンドは稀有だと思います。
そんな希少価値の高い初期型NWOBHMならではの味わい、ハードエッジなギターサウンドと男臭いワイルドリズムはマニアの鼻腔をくすぐるでょうね。季節外れの花粉症を呼び起こす正調NWOBHMサウンド、歴史的には次のアルバムと同じくらい価値のある一枚です。やはりこのバンドはロブ・ウィアーあってでしょう。



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