そういうワケで拙者、2005年10月16日(日)、代々木第一体育館のライヴを体験してきました。その時点では、 この最新アルバムに関する予備知識は皆無に近く、かろうじてシングルで先行発売していた「I AM A FATHER」を聴いていた程度。 でもって、ライヴが余りにもよかったので、後追いでCDを購入、せっせと聴いている今日この頃なんでやんす(失礼)。 正直、基本的なスタンスは不変ですな。敢えて悪く言えば、古臭く聴こえてしまう面もあるかもしれません、確かに...。 事実、うちの中一のムスコが一聴して感想をもらしたところ、「えっ、これが一番新しいアルバムなの、ホントに?」だって。 だけど、じっくり聴き込むのに耐えうるだけの完成度と奥の深さと味わい深さを兼ね備えていると、自信をもって言えますワ。 特に圧巻なのは、タイトル曲。「MY FIRST LOVE = 初恋」なんて、妙に使い古された陳腐なタイトルですなぁと思いきや、恋の対象は 異性ではなくロックンロールだったとは、一杯食わされましたでぇ。要するにこの曲、「浜省」の名刺代わりみたいなものっす。 「光と影の季節」、「この夜に乾杯!」みたいな「らしい曲」を押さえつつも、「THANK YOU」には新境地への挑戦を感じたりもします。 前述の「I AM A FATHER」は、今回のライヴでも随一の盛り上がりを見せる程、観衆から間違いなく指示されていました(「オヤジ殺し」な一曲)。 オヤジの琴線に触れる曲と言えば、他にも「花火」、「君と歩いた道」などがあり、聴けば聴く程味が出ること請け合いですワ。 そしてラストを飾る「ある晴れた夏の日の午後」で結ばれます。この曲、ライヴではオープニングに使われました。ストリングス とピアノがとても印象的で壮大なスケールを誇る名曲であると、拙者は強く感じました。いやぁ、「浜省」恐るべしですぞ!! メタル一筋この10年だった拙者ですが、ジャパニーズロック、殊に「浜省」は見直さざるを得ない心境に陥りました、マジで...。