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THE RODS (1981年)
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THE RODS
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解説 - THE RODS
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. せーら ★★ (2005-10-31 23:54:00)

Y&Tと共にNWOBHM期に活躍したアメリカのHRトリオ。
デニム&レザーできめたメンバーの渋いジャケ写、個人的にこの時点でもう合格点をあげたいくらいです。
ROCK&ROLLを基盤にしていますが、明るめな楽曲は殆どなく、どれも硬派。
TANKと同じく「男の悲しみ」と例えられる独特の哀愁を秘めており、それが上手く表現された楽曲には、堪らない味があります。
わずか2分36秒で終わる1曲目の「POWER LOVER」に、彼らのカッコ良さの全てが詰まっている。これは是非とも大音量で聴いてもらいたい!
81年発表の1stアルバム。




2. 火薬バカ一代 ★★ (2008-11-09 11:02:00)

ロニー・J・ディオの従兄弟で、ELFの初代Gでもあったデイヴィッド“ROCK"ファインスタインが、
Dsのカール・キャネディらと共に結成、活動初期には、あのMANOWARのジョーイ・ディマイオも
曲作りに参加していたというNY出身のパワー・トリオTHE RODSが、'81年に発表した1stフル・アルバム。
80年代初頭、古参メタラーから「西のY&T、東のTHE RODS」と並び称されたのも今は昔。日本における彼我の人気差は、
このサイトにおける、両バンドへの投票数を見比べれば悲しでまでに一目瞭然だが、どっこい
本作の内容はY&Tの傑作群と比べたって、決して引けを取るものではない。
ブルーズ・ベースのロックンロールをNWOBHM風に仕上げた、埃っぽくもワイルドなサウンドは、どこか明るくなりきれず、
硬質な哀愁と醒めた雰囲気が漂う辺りが、如何にもNY出身の都会派バンドといった趣き。随所で炸裂する
「前を見据えた戦士の目から、ポロリと零れ落ちる一筋の涙」的な(分かり難い例え)男泣きメロディも
良いアクセントとなっていて、特に、パワフルなVo、エッジの効いたメタリックなGリフ、雷鳴の如きリズム・セクション、
そして泣きのGソロが一丸となって突貫する①は、タイトに刈り込まれたランニング・タイムの中に、THE RODSという
バンドの魅力が判り易く詰め込まれた名曲。(意外なくらい分厚いボーカル・ハーモニーも印象に残ります)
THE RODSは他にも数枚のアルバムを残しているが、↑上の方の仰る通り、無駄に飾らない、シンプルでストリートっぽい
雰囲気の滲み出るアルバム・ジャケットも無茶苦茶クールな本作こそが、入門編には最適でしょう。
ちなみに、リーダーのデイヴィッドは、現在は自己のバンドFEINSTEINを率いて元気に活動中で、このバンドの
プロデュースを手掛けているのが、旧友のジョーイ・ディマイオ閣下であることは良く知られた話。(か?)




3. もぶるーるず ★★★ (2012-02-03 19:58:32)

ロックンロールがかった、HMをやってます。ブラックフットからサザンっぽさをとって、ヘヴィにした感じ。この時代のアメリカのバンドの中では、ブラックフットと双璧をなすくらいかっこいいです。



4. 失恋船長 ★★★ (2020-05-15 13:57:44)

『西のY&T、東のTHE RODS』と評されたのも有名なエピソードですね。ニューヨーカーらしい冷めた感性と、焼け付くほどにホットなエナジーが漲る正統派サウンドを披露。クールな①で掴みはOK、その次に登場するのがキャッチーなリフレインが耳を惹く②と続き、出オチで終わらないように名曲を連発したのが強い。クールダウンと言わんばかりに渋めのミドルナンバー③を挟み、これぞロックな黒っぽさもある④と続く展開も試聴感の良さに繋がり、このバンドの本意気度がグリングリンに伝わってきます。ポッとでの新人バンドではないキャリアに裏打ちされたプロ志向の賜物なんだろうが、今聴いてもグッと熱いものを込みあがらせる。

力強さのみならず渋めのトーンで酔わせたディヴィッド・ファインスタインのプレイも秀逸。低迷期とも言われるアメリカンハードシーンを支えたバンドの底力を堪能できますね。




5. cri0841 ★★★ (2021-06-06 11:59:52)

邦題「摩天楼の使者」1981年発表の1st。2ndも良いが、このデビュー盤もとても良い。必聴盤ですね。
2ndが熱い曲が揃っているけど、この1stは都会的というか、クールと言うかセンスのある曲が多い。
勢いのある曲もあるし、デビュー盤なのに起伏がしっかりあって、なかなか理想的なバランス感覚ですよ。
音は完全にNWOBHMのそれで、音だけ聴いていると全くアメリカのバンドには思えません・・・。
よっぽどレインボーやディープ・パープルが好きなんだろうな・・・素敵です。初期TANKやSAXON好きは
絶対聴いておくべきでしょう。ある意味教科書的なHM/HR作品です。

スラッシュメタル勃発前の作品なのですが、ドラマーのカール・キャナディはこの後ANTHRAXやEXCITER、
OVERKILL、POSSESSEDのプロデューサーとして活躍。スラッシュ・メタルを語る上で重要な存在となった。
アメリカン・メタルの時代の変遷を語る上で、THE RODSは重要な位置を占めたのだと感じる。



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