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THE OPENING RITUAL (????年)
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THE OPENING RITUAL
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解説 - THE OPENING RITUAL
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Recent 50 Comments



1. せーら ★★ (2005-11-22 21:31:00)

82年発表の4曲入りデビューミニ。
おどろおどろしいナレーションで作品は幕を開ける。
「アース、ウォーター、エアー、ファイアー...、クロー!ベン!フーフ!」
アース、ウォーター...とは、何と各メンバーの名前のこと。(本名もしっかり記載されてるが/笑)
cloven hoof(二つに割れたひづめ)とは、ヤギ、つまり悪魔を象徴する言葉。
このCLOVEN HOOFも、悪魔主義的な側面を売りにしているNWOBHMバンドの一つというわけです。
荒れ狂うギターリフ、ドタバタと激しいドラム。NWOBHM以外の何者でもないという素晴らし過ぎるピュアメタルサウンド、しびれる!
しかもどれもドラマティックな構成で、単調さの欠片も無い。
「BACK IN THE U.S.A.」では、ラストに米国の国歌をちょこっと付け足し演奏。
次に発表する1stでも、その持ち前のユーモアは遺憾無く発揮されるのだった。




2. 失恋船長 ★★★ (2017-07-18 18:32:16)

オリジナルは1982年にリリースした4曲入りのEP。CD化の際にデモ音源4曲+未発表のデモ音源で、のちに1stに収録される『Nightstalker』が収録され再発された作品です。のっけから妖しさ全開のオカルティックな①で幕があけるのですが、歌詞をみるとテーマが4個になっており、メンバーの名前といい、凝った事をしかけてきてんなぁと好意的に解釈をしたいですよね。ボーカルがWater、ギターがFire、ベースがAir、ドラムがEarthというキャラで活動(今となれば当時のメイクと衣装を見せられると失笑ものですが)エレメントって事らしい、妖精っていうのかね。生の理を司るっていうファンタジックな存在をコンセプトに活動をしていたと推察されます。そのスタイルと言うか音楽性が爆発するのは1984年にリリースされる1stなのですが、今作も③以外を除けば、大作志向のオカルト・神秘主義は貫かれているので、そのオドロオドロしい世界観と、英国的な暗黒様式美サウンドの相性に揺らぐモノは無く、抜群の相乗効果を生みだしていますね。
Airことリー・ペインのベースが耳を惹く多彩なリズムチェンジを繰り返す④のような楽曲が好きですが、やはり①インパクトには叶いませんかね。この悪魔的なエッセンスとヘヴィメタルサウンドと言うのは、コンセプトとして80年代には多く見られ、我が国内でもサタニカルという意味ではサブラベルズや名古屋のクロウリーなど思い出しますが、この音楽性にもっとも近いのは初期LOUDNESSですね。ちなみに彼らのデビュー時のキャッチコピーは確か『悪魔に魂を売った男達』でしたからね。今となってはお笑いかもしれませんが当時は大まじめでしたよ。
場面展開の多い楽曲と英国的な様式を堅守するNWOBHMサウンド、この時代ならではの混沌とした空気がヘヴィメタル勃興時の熱を帯び今にもグラグラと弾け飛びそうなパワーを感じますね。またデモ音源などには、あの曲のアイデアはこれじゃないのかと、楽しみながら聴くのが一番でしょう。このバンドはメロディを重視した作風のバンドだったって事を再確認出来ますしね。歴史的な見地と価値から考えても、NWOBHMマニアは勿論、サタニカルなメタルが好きな人なら聴いて欲しいですね。



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