この広い日本で、いや世界でこのアルバムを持っているサバスファンはどのくらいいるのだろうか?このアルバム見つけて即買いだった。おそらく日本では持ってる人かなり少ないと思う。持っているという人は是非書き込んでほしい!これはブートみたいでもブートじゃないし、とにかく音がいいんだ。94年の「CROSS PURPOSES」ツアーの模様が収められているライブ盤。2枚組なのに2890円とはなんともお得だ!(中古じゃなくて新品でなのに)しかも前述したが、音は最高。サウンドボードから録ったのかな?ジャケットやCDの方もブートでなく、オフィシャル盤のような凝り様だ。これ一体何盤なんだ!?まあ、そんなことはよしとして、アルバムの解説を。収録曲は以下の通りです。
DISC1①INTRO:SUPERZTAR
②TIME MACHINE
③CHILDREN OF THE GRAVE
④CHILDREN OF THE SEA
⑤I WITNESS
⑥THE MOB RULES
⑦INTO THE VOID
⑧PSYCHOPHOBIA
DISC2①BLACK SABBATH
②NEON KNIGHTS
③IMMACULATE DECEPTION
④THE WIZARD
⑤CROSS OF THORNS
⑥SYMPTOM OF THE UNIVERSE
⑦HEADLESS CROSS
⑧PARANOID
もう、ほぼサバスのいいとこ取りですよ。トニー・マーティンの調子は悪く高音はあまり出ていない。しかし、十分オジーより上手いのでそこまで心配はいらない。ロニー時代の曲は歌いづらそうだったが、自分の曲とオジー時代の曲は難なく歌いこなしていた。それにしてもこのセットは最高です!オープニングがTIME MACHINEですよ・・。トニー・マーティンからすれば、は?って感じですよね。なんで、前作の、自分が歌ったわけでもない、タイトルトラックでもない曲をショウのオープニングで俺が歌うんだ!?ってな感じで。もう、トニー・マーティンは完璧に便利屋扱いされている事実は疑い様がない。でも、ロニー時代の曲を無理なくセットに加えれるシンガーであったから重宝されたのだと思う。オジーじゃロニーの曲は歌えないだろうし、歌ったら変な曲になりそうだし。どうなるか興味はあるけど・・。やっぱ、ANTHEMのように、坂本英三が森川之雄の曲を歌うっていう感じにはならないんだろうなあ。このセットもDISC1の②③⑥、DISC2の②とロニー期の曲が当たり前のように入りまくっている。しかし、ファンとしてはそこが最高に良いのだ!全ての時代の代表曲がライヴでプレイされていたから!今のサバスはオジー期の曲オンリー。しかも初期4枚からの曲がほとんどだ。正直それじゃあつまらない。セットにもヴァリエーションがあまり感じられない・・。その点で個人的にはロニー期からT・マーティン期がサバス最高の時代だと思っている。オジー期はもちろん重要だが、VAN HALENでいうデイヴ・リー・ロスの時代と同じだ。音楽性の礎はデイヴ期につくり、それをサミー期で発展させるってな感じで。オリジナルサバスが最高なんだ!という固定概念は間違ってるんじゃないかと思う。ぼくはT・マーティン、T・アイオミ、N・マーレイ、C・パウエルという布陣も最強であると思う。これには、批判があるだろうが、ぼくの意見に賛成してくれる人もかなり多いはずだ!多いと信じたい。脱線したが、とどのつまりT・マーティンが歌うTHE MOB RULESもNEON KNIGHTSも素晴らしいんだ!もちろんオジー期の曲もそうなのは言うまでもない。もうT・マーティンがサバスで聴けないと思うと、とても悲しい・・。アイオミさんがソロ活動でマーティンさんと組んでくれるのをファンとして強く望んでいるんだい!オジーはソロでいい。というか、ランディ・ローズがいた頃のオジーはT・マーティン期のサバスと少々似ているんじゃない??様式美を追究してて、ドゥームを追究してはなかった。もし(出ないと思うけど)サバスのニューアルバムが出たら、結構様式美的なものができる可能性もあると思う。ん～、超長くなった・・・!これ読んだ方は、是非コメントください～!では、サバスよ、永遠に!