1986年の1stアルバム。 フィンランドにおけるメタルの歴史はここから始まったのではなかろうか? (ちなみにSTONEの1stは88年、STRATOVARIUSの1stは89年) マルコ・ヒエタラの力強いボーカルを中心に据えた正統派メタルだが、 後年ほどの洗練は見られず、少々野暮ったい感じがするのは致し方ないところか。 歌メロは悪くなく、歌ものとして見れば特に捨て曲らしき曲も見当たらない。 特に"Love's Not Made For My Kind"の歌メロは印象的だと思う。 完成度という点ではどうしても2nd以降のアルバムに見劣りしてしまうが、 マルコのボーカルが気に入ったファンなら買っても損はしないだろう。 また、再発盤にはボーナストラックが7曲収録されているが、 "Love's Not Made For My Kind"と"Back In The Fire"のライブバージョンはなかなか聴き応えがあるので、 オリジナル盤を持っている人でも財布に余裕があれば購入を検討してみることをオススメしたい。