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THE 4TH QUEST FOR FANTASY (1992年)
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THE 4TH QUEST FOR FANTASY
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解説 - THE 4TH QUEST FOR FANTASY
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1. せーら ★★ (2006-03-21 02:19:00)

92年の2nd。
メタルの父・ワーグナー作「ワルキューレの騎行」をアレンジした、壮大なオープニング。
それに続く、風格を感じさせる様式美メタルの数々。相変わらずミドルテンポ主体。
演奏に負けぬほどのJUTTAの堂々としたヴォーカルがスバラシイ!
もう一工夫で名曲なのに、という惜しい楽曲が少々あり前作には及ばないものの、無名ながらこれだけの質の高さは十分称賛に値します。
正統派/様式美系が好きな人、また魅惑の女性Vo.モノを求めている人には1stとあわせて是非体験してもらいたいのですが、どちらも現在廃盤なのがとても悲しい。




2. 火薬バカ一代 ★★ (2011-03-26 21:45:10)

元ZED YAGOのユッタ・ヴァインホルト(Vo)や現METALIUMのラーズ・ラッツ(B)らに加え、結成当初にはAT VANCEのオーラフ・レンク、WARLOCK~U.D.O.のピーター・シゲティ、SKYCLADのデイヴ・ムーアといった、名の知れた面子も関わっていたハンブルグ出身の正統派HMバンドが、'92年に発表した2ndアルバム。
重厚に刻まれるGリフと勇壮にうねるリズムの上に、妖しげなメロディをコブシの効かせて歌い上げる女性Voが乗せられたエピカルなサウンドは、まるで初期RAIBOWの楽曲をACCEPTが演奏しているよう・・・と言ったら絶対に褒め過ぎだが(笑)、女ロ二ー・ディオの系譜に連なるユッタ嬢の堂々たる歌いっぷりは見事なものだし、ミドル~スロー・テンポの楽曲中心のヘヴィネス漲る作風にも関わらず、ドゥーム・メタル的なダウナー感とは無縁のタイトに締まった演奏やアレンジも、そうした印象に拍車を掛けている。多分メンバーに尋ねても「ドゥーム?俺達ただRAINBOWが好きなだけなんスけど・・・」って感じじゃないかな、と。
いかんせんメロディのフックが弱く、通して聴いて一番印象に残るのがワーグナーの名曲“ワルキューレ騎行”のカヴァー①ってのは幾ら何でもマズイような気がするけど、それでも、勇ましくドスの効いたヘヴィ・ナンバー②、荘厳な男性コーラスからスタートする⑥、パワフルなユッタ嬢の歌唱が映える⑦、それに本作のハイライト・ナンバーたるドラマティックなラス曲⑪辺りは、個人的にお気に入りの秀曲だ。
WARLOCK、CHASTAIN、HELLIONなんかが好きな人にはお薦めできる1枚・・・かもしれない。
ショボ過ぎるジャケットはアレですが。



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