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SUBCONSCIOUS DISSOLUTION INTO THE CONTINUUM (2004年)
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SUBCONSCIOUS DISSOLUTION INTO THE CONTINUUM
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解説 - SUBCONSCIOUS DISSOLUTION INTO THE CONTINUUM
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. Kamiko ★★ (2006-03-22 22:03:00)

英国産ドゥーム。
ショップなどの売り文句では究極の暗黒ドゥームといった感じだったが、この作品は他の暗黒ドゥーム作品と比べても異質で、ボク自身の印象では暗黒ではない。
重量級でベースの極太重低音はタダモノではなく、ヴォイスもかなり図太い。
限りなく遅くドロドロズルズルでうわーっ!!ていう王道な手法で聴かせるんですが、決してそれに留まらず、独特な神憑り的な霊的なモノを感じることができる。
そこでは暗黒とはまた違うむしろ宇宙や永劫の時の流れのような神秘性を垣間見るかのようだ。
Sons of OtisのスペイシーテイストやScornのような内面性が秘められている。
ただ絶望的な表現に留まらずこういう神秘性を宿すドゥームというのはとても稀少で存在感があり、カルトメタルの中でもより禁忌に触れた感触を堪能できるから素晴らしいと思う。
世界観としてはMagusで感じた異質感が最も近いかも。
初心者お断りで敷居が高く、かなり聴き手を選ぶ音だろうと思うが、ハマれば強力。




2. カズチン ★★ (2010-04-27 22:30:00)

Kamikoさんのレビューが相変わらず的確すぎて大したことは書けませんがw
自分もKamikoさん同様、究極の暗黒ドゥームという売り文句で購入したクチで、
ドロドロズルズルとしたフューネラル系の中では異端さを感じます。
限りなく沈み込むような絶望感よりも、
美しさを際立たせてるわけではないけど神々しさを放ってる感じがしますね。
葬式系ドゥームが好きでなければ非常に厳しい内容だろうけど
それらが好きな方ならば一聴の価値あり。




3. netal ★★★ (2014-11-14 22:05:54)

フューネラルドゥームとしては大きく枠を外れた作品ではないが、
美メロと圧倒的へヴィネスを両立するギター、グォンという響きで蠢き空間を埋めるベース、的確に意識を刺激するドラムのいずれのパートも素晴らしい。
フューネラルでありながら、絶望など負の感情に通ずる要素はあまり感じられず、神秘的或いは超越的な存在の荘重さ、深淵に引き摺りこまれる様な感覚みたいなものを感じた。
16分、12分半、17分という、長尺の本編3曲はどの曲も押し並べて素晴らしく、聴き通す時苦にならないが、
敢えて言えばイントロの美メロや後半の刻みリフへの盛り上げ方が見事な②が最も気に入った。

「Subconscious」(無意識)というタイトルの単語、「As times extinguishes us, so we became it」というブックレット裏表紙の文章などから、
死に際して自らの意識が時の流れと集合的無意識の中に消えてゆき、その一部となる、
みたいな状況が描かれているのではと思った(人々の意識は皆繋がっているみたいな話もありますしね)。
③の14:30からの引き摺る様なフレーズから、人間の認識できる意味を失い、何者であるか曖昧で抽象的な存在を表したような約5分のインスト④への展開が顕著にそれを表しているかと。
以上、心理学を知らぬ者が音と字面による推測だけで書く戯言的蛇足でした。

気に入り度…95/100

おすすめ…The Blood Of The Eyes



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