このライブは2005年2月5日にSHIBUYA-AXで収録されたものです。ちなみに私は2月4日の公演に行っています(^0^) 最高のライブです!バンド全体が成長しています。トニーが曲によって中高音がうまく出なくて「がなっていた」曲もあったけれど全体的には余裕で歌っています。そしてキーボードのヘンカ!格好いいですよ!キーボードがあんなに前に出てまったく違和感無し。ちなみにDVDではキーボードを壊すシーンも入っています。 「Black Sheep」の出だしには笑いました。トニーは"In love with the maiden, The flower of Winter, Lowbrow children, in grove of the inland"ではなく、"We're not Iron Maiden, They're from England, We're Sonata, we're from Finland"と歌っています。楽しい連中ですね。
SONATA ARCTICAファン待望のライヴDVD。しかも来日公演の模様ということで待ちに待った感の強い人は更に多いはず。 まず、バンドのパフォーマンス的には全く問題ないです。パワフルで安定感のある演奏はさすがに多くのライヴをこなしてきたってのがわかります。特に、ヤニ・リマタイネンのパフォーマンスは思っていた以上にアグレッシヴで、まさかこんなにヘドバンする人だとは…。ヘンカも曲によってショルダー・キーボードを使ったりして結構前に出て積極的に盛り上げようとしてます。マルコも、あまり"熱さ"は感じさせないものの、意外に動き回るんですね。トニーもなかなか調子は良さそう。 選曲に関しては、B!誌のライヴ・レポートでも触れられていた通り疾走曲で"畳み掛け"る部分がほぼないことがちょっと問題かな。折角勢いの良い曲で盛り上がっても次はバラードだったりなんかそういうのだったり…。オープニングからして『MISPLACED』~『BLINDED NO MORE』という疾走曲~ミドル(スロー?)な繋がり。いや、でも『BLINDED NO MORE』ある意味ノリのある曲なのでこういうオープニングもアリだとは思うんだけど、せめて『MISPLACED』後のMCはすべきじゃなかったんじゃない?そう、全体的にMCが多いのも"畳み掛け"感不足の原因な気も。 しかしまぁ、ライヴ恒例の『MY LAND』~『BLACK SHEEP』の流れはまさに"畳み掛け"だし、ものすんご~くカッコいい!! 今更だけど、個人的に言うとこのDVD、手放しで楽しめたってわけじゃない。それはバンドのせいではなく、映像作品として正直つまらない。映像が悪い。画質の話じゃない。カメラだ。ほぼ全てのカメラが手持ちで微妙に手ブレしており、それが「悪い」「気になって集中できない」というわけではないんですが、手ブレによる一種の"手造り感"が会場の規模に合ってない印象なんですよ。もっと小さなクラブ規模のライヴだったらそういった感じもアリだと思うんですけど…。クレーンとか使えなかったんかい? それにカメラの動きもただメンバーの動きを追うだけで"カッコいい撮り方"がない。加えてそれを編集でカヴァーする気もない。これならROCK CITYで使われたBULLET FOR MY VALENTINEのLIVE In JAPAN映像の方がよっぽどカッコ良かったよ。やはり疾走曲ではその動きのなさが非常に勿体無く思えてしょうがなかったです。最後の最後、『THE CAGE』の時にようやく動きが出てきて「おっ、結構良いかも」って思っても、時既に遅し。 あと、個人的には"引き"の映像でステージ全体を見渡せる映像が好きなので、特にバラードやMC中なんかでもうちょいそういうのがあれば良かったかな。ま、これは完全に個人的趣向なんですけど。 でもまぁ、ファンなら楽しめない内容じゃないでしょう!というより、そんな映像のことなぞ気にしないでしょうね!好きなバンドの好きな曲が映像共に聴ける、それが重要! 最後に、バッキング・ヴォーカルと観客の声のヴォリュームはもうちょい上げて下さい!