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REINKAOS (2006年)
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REINKAOS
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解説 - REINKAOS
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. はやと ★★ (2006-04-18 16:01:00)

完全に音楽性が変わった新作。ブラスト全開の疾走曲はなし。
メロデスになっちゃいましたね。
アコギのインストなんかもあり、MAHAKALIもアルバムではアレンジが変わっていて、最後のほうに出てくる女性コーラスがチープになっている。シングルのほうがMAHAKARIに関しては好み。
メロはDISSECTIONだけど曲は昔とはまるで違う。
意見が分れるであろうアルバム。



2. fortis ★★ (2006-06-01 12:47:00)

これをいいっていう人もいるんだろうなぁ・・・個人的には最悪。
ちゅーか、すごく温い。
きっとムショで洗脳されたんだと思います。きっとそうだ。
がんばれDISSECTION!



3. mokusatu ★★ (2006-09-12 02:04:00)

06年発表、実に11年振りの3rdアルバムである。
数年に渡る刑務所生活が Jon Nodtveidt(G.)に何をもたらしたのか分からないが、2ndのようなブラック・メタル・スタイルから、かなり意図的に脱却を図った事は確実だと思える。ヒステリーに満ち満ちたリフも、神経を切断させるようなスピードも、平穏を消し尽くす禍々しい音質も、何一つ残ってない。
つまりこのアルバムは、非常にメジャー・メタル指向の音楽だ。
そもそも、前作を忘れて好意的に聴けば、これが「ブラック・メタルではない」どころか「デス・メタル」ですらないと捉えられる(ボーカルはデス声ですが)。
(昨今のメロディック・デス事情は全く知らないものの)一番近いのはIN FLAMESだと思うが、IN FLAMESよりもデス・メタルぽさは薄い気がする。もっと落ち着いていて、力強い感触がある。リフひとつひとつ、音ひとつひとつが比較的、重い。
だからこのアルバムは、「ヘヴィ・メタル」なのだと思う。
そこら辺のメロスピと較べれば凄まじくヘヴィだ。疾走感など念頭にないかのようである。
Jonが新生DISSECTIONを「Anti-Cosmicmetal of Death」と呼んだのは、彼のオリジネイターとしての強い信念なのだろうが、何よりヘヴィ・メタルとの距離感(反逆性)こそ重要としたうえでの選択ではないか、と推測してみる。
反逆の音楽であるにも関わらず、最早スタイルとして定着してしまったブラック・メタルのフォロワーになど、安住出来るはずがない、と・・・。
前作と較べてどうであろうと、少なくとも、スウェディッシュ・メロディック・ヘヴィ・メタルとして充分な完成度であろう。DISSECTIONは知らないIN FLAMESファンに感想を聞いてみたい(正直、凄ーい似てるパートが結構あるw)。

このアルバム発表の約4ヶ月後の2006年8月半ば、Jonの銃自殺によりバンドは解散している。




4. xeper ★★ (2006-09-26 11:51:00)

Jonが97年に刑務所に入ってから2004年に出てくるまでの間に音楽シーンにどんな変化があったか.
extreme musicが巷に溢れ,彼がやろうと思っていたことは他のバンドがみんなやってしまっていたのではないだろうか,と考えてしまう.
2005年に三十路を迎えた彼としては,ミュージシャンとして今までのDissectionの延長でなく,曲としての深みを考えたんではないだろうか.
そう思って聴くと,とてもしっくりとくるアルバムだ.
楽曲のレベルも非常に高いと思うし,彼の遺作となってしまったのが本当に残念だ.
Reinkaosを踏み台にして,ブラスト全開な次回作を作って欲しかった.
http://en.wikipedia.org/wiki/Jon_N%C3%B6dtveidt



5. Ja. ★★ (2006-12-26 12:02:00)

DISSECTIONの神秘性が爆発って感じ。
これを酷評する人は何を求めてDISSECTIONをきいてんのかわかりませんな。




6. k.s.m.2 ★★ (2007-01-18 07:09:00)

個人的には↑のJa.さんに近い意見です。
音はスラッシュに近い雰囲気。IN FLAMESよりもDEATHやEDGE OF SANITY、もっと言うと
voの声質が正統ブラックなICED EARTHではないかと。やり過ぎに近いくらい、曲を無骨に
した感。
「The Somberlain」(曲の方)のイントロのような美旋律が見られない、以前と比べれば
スピード曲が無い。歌詞からアンチ・クライストな直接性や血やドラキュラを連想させる
冷たさが消えた。そういう意味では以前の作品とは明確に違います。
ジャケットにしても、以前は青黒い色調で冷たい情景を描いていたのが、今回は真っ黒で
円の紋様だけ。ブックレット内の絵柄も、終末や混沌を象徴するものもののペン画です。
ただ、呪文を引用した歌詞といい、以前と同じ色合いのまま迫力を増したvoやgといい、
『彼』が創った音楽が纏うオーラは変わっちゃいません。流行も時代も関係なく、辿り
着くべき音に辿り着いたのでしょう。本人も行くとこ行ってしまったわけですが……。
「Soulreaper」と「Beyond the Horizon」が喚起するエキサイトメントは同質です、
頭は振り易くなりましたが(笑)
というわけで、真正ブラック・メタルと分類して問題無いと思います。ズウェッツロット
の在籍によるアコースティックな感性や、ブラストを絡めた暴虐性も懐かしくはありますが、
そういうのは後続に任せればいいですし。




7. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2007-11-08 22:14:00)

リアルタイムでの評価が賛否両論で、どちらかと言うと否定的意見が多めだったのでスルーしてしまっていたんですが、今になってようやく購入。最初に聴き通した時の感想は「案外変わってないなぁ…」でした(笑)

冷静に聴くとトレモロリフやブラストビートはほぼ駆逐されてしまっているし、寒々しい雰囲気はメタリックな力強さに取って代わられているし、曲がコンパクトになりサビ部分にインパクトのある呪文を用いていてキャッチーだし、殆ど別のバンドの作品みたい。

…なんですけど、あんまり変わってないという印象を受けたのは、メロディがどうにもこうにもDISSECTION節だからかもしれません。鳴らし方はトレモロリフではなく、メロデスっぽい泣きになってますが、やっぱり素晴らしいメロディセンスは健在です。

あと、ヴォーカルは以前にも増して凄みが効いてます。
Jonはこの作品の出来に満足してサタニストとしての死を選んだと言われていますが、制作の時点で「この作品が俺の声が入った最後のCDになる」ぐらいの気持ちがあったのではないでしょうか…それくらい気魄の篭もった歌唱で、Maha Kaliなんて殆ど別物。確かに作風はIN FLAMESに通じるかもしれませんが、ヴォーカル面では大きくDISSECTIONにアドバンテージがあるといっていいと思います。

確かに昔の寒々しく疾走する彼等を求めるとがっかりするのかもしれませんが、こういう物だと分かって聴けばかなり素晴らしい作品。もっと早く買っとけば良かった…。しかし、IN FLAMESやCRADLE OF FILTHがカラオケに入ってるんだから、DISSECTIONも入れて欲しいなぁ…個人的にはMaha Kaliがめっちゃ歌いたいです(笑)




8. J尾崎 ★★ (2008-01-20 19:11:00)

メロデス耳の自分からするとこのアルバムの曲調は完全にメロデスです。
それもどちらかというとスウェディッシュのB級メロデスの雰囲気に近い。
しかしこのアルバムから伝わってくる凄みは完全にそんなレベルではありません。
自分はREINKAOS→STORM OF THE LIGHT'S BANE→THE SOMBERLAINという
間違ってるとしか言いようがない順番(苦笑)で聴いたのですがなんていうかこのアルバムは、
悟りきっちゃってる感じがします。Sentencedのラストアルバムのようなある種の開き直りというか。。。
このアルバムを最後にJonが自殺した、ということを知らなかったとしても何かしらこのアルバムからは尋常でない空気を感じると思います。
ラストチューンの⑪Maha Kaliを聴けばきっと。。。




9. coffee ★★ (2008-06-15 19:48:00)

意外にかなり良い…
少なくとも昨今のデスなんだかクリーントーンなんだか
良く分からないバンドのCDを買うよかは遥かに良い買い物だと思いますよ
Dissectionっぽくは無いけどね…



10. 寝坊メタル ★★ (2008-07-26 20:16:00)

賛否両論故に購入に戸惑った一枚。
前作と比べれば随分と丸くなったサウンド(それでもメタルらしいアグレッションはキープ)に驚かされました。
以前のような荒々しいリフは聴かれず、カチッとしたメタルメタルしたサウンドなのです。
一方、ヴォーカルは以前と変わらず獰猛極まりないですが、若干ながらメロディを追うようになっています。
音楽性をかなり変化させた作品ですが、楽曲の質は驚くべきことに非常に高くなっています。むしろ、聴く人によっては名曲だらけではないでしょうか。
土着的メロディからへヴィに展開する②、カッコいいヘヴィメタルの③、ズッシリとしたリフの⑤、ヘヴィでアグレッシヴな⑥、
強力なリフをもったスリリングな⑩、女性ヴォーカルをフィーチュアしたラストを飾る⑪など曲の粒が揃っています。
全体的なリフの充実度が凄まじく、誤解を恐れず言わせてもらえば、どことなくサビもキャッチーとなっています。
総括すると、極めてブラックメタル的な思想を孕みつつも、サウンド面ではメロデス/正統派的なピュアなヘヴィメタル。
ジョン・ノトヴェイトという男が何をどう思って、このような大幅な方向転換をしたのかわかりませんが、この作品を最後に自殺したことを思うとなんだかとても感慨深い作品です。
現在では私の愛聴盤の一つとなっており、今思えば、それほどブラックメタルが好きではない私が、ブラックメタラーの間で賛否両論な今作を購入するのに何を躊躇する必要があったのかという思いです。
ブラックメタラー以外にも強くお勧めします。とてもヘドバンしやすく頭にやさしい作品ですよ(笑)




11. 夢想家・I ★★★ (2011-04-14 18:29:48)

1stや2ndに多大な思い入れを持ち、ジョン・ノドヴェイトの投獄中もその活動再開を熱望し続けた私のような者からすれば賛否どちらの意見も理解出来ます。
正直、バンド自体に愛着が強すぎて今もこのアルバムに関して見解が定まりません。

かつての寒々しさや禍々しさはここには無く、ただ暗黒への憧憬のみが感じられます。

言えるのは、ブラックメタルのフォーマットを用いずともDISSECTION以外の何者でも無い音楽であるという事。
そしてラストの"Maha Kali"の圧倒的な迫力を前にしてDISSECTIONの終焉を納得せざるを得ない事。

彼がこれをもって遺作とするに至った心境も理解出来なくは無い位、孤高の極みに達し表現として完結している作品であるとは思います。




12. 極太うどん野郎 ★★★ (2013-02-15 01:54:02)

もはや正統派メタルとさえ言えそうなメジャー感もあり、過去2作にあるアングラ臭は影を潜めた。
10年ぶりのアルバムともなれば、自身の精神的変化に加え、機材等の音楽的環境も変わるであろうから、サウンドが変わらないというのも無理な話か。
結果、メロデスでもなく、ブラックでもなく、独特の風合いを持つこととなった。
ミドルテンポ中心ということもあり、ダン・スウォノ的な渋い哀感を持っていて個人的には非常に好みである。
タイトルトラックが泣きインストというのも何かイイ。




13. ブリザード ★★★ (2015-03-05 14:50:38)

Dissectionの最高傑作

100%



14. GOD ★★★ (2015-06-22 14:58:57)

今更ながら買いました。

確かに寒々しさが落ちたり、ブラストがなくなったりしてますが、メロディー自体は超良好。
ジョンの声は以前より低くなりましたが、かなり壮絶ながなり声を披露しています。
呪術的な歌詞とマッチしています。
ミドルテンポ主体ですが、スラッシュビートで走る曲もあります。
音質も最高クラス。
個人的に、アルバム全体を聴きとおして一番聴きごたえがあるのはこのアルバムだと思います。



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