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BLOOD MUST BE SHED
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BLOOD MUST BE SHED
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解説 - BLOOD MUST BE SHED
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2006-04-20 22:26:00)

ブラック界の豪華メンバーによる共演作。
再発盤は4曲入りですが、原盤は3曲入りだったらしいですね。

Trym以外のEMPERORのメンバーが二人とも参加しているという事で、シンフォニックなブラックを想像するかもしれませんが、意外にもロウでファストなブラックです。キーボードはほんの飾り程度にしか入っていませんが、やはりそこはIhsahn。最小限の音で最大限の効果を上げているように思います。例えて言うなら、真っ黒なブラックメタルサウンドをキーが照らし出した結果、妖しく蠢く人影が更に濃く見え、より強い恐怖を感じるといった雰囲気です。3曲目なんかはほんのちょっとですが、初期のEMPERORにも通じるものを感じたり。
ただ、正直言うとAldrahnの苦しそうながなりヴォーカルは少し苦手かも。なんか詰まってる感じがするんですよね…。

それにしても、歌詞カードにこのバンドは政治や人種に関する思想に関係がないみたいにありますが…このバンド名でそれを言いますか(笑)




2. Spleen ★★ (2009-12-25 12:05:00)

基本は音が粗くノイジーなピュア・ブラックですが、端々で入るキーボードが冷血と無慈悲を引き立てます。バンド名とジャケットのせいもあるのですが、モノクロながらも生々しい戦時中映像フィルムを想起します。
それだけに、ボーカルがもっと冷徹な司令官風(例えば『Commando』のサティアーよろしく)だったらどうなるのだろうと考えたくもなります。Aldrahnのがなりたてるボーカルだと、イメージは『フルメタル・ジャケット』でヘリから銃乱射しながら「逃げる奴はベトコン、逃げない奴は訓練されたベトコンだ!!」と叫ぶ壊れた兵士なもので。もちろんそれはそれで怖いし良いと思います。
残念ながらこのEP1枚以降音沙汰なしなので、ブラックファンには幻のバンド及び作品です。



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