KNOCK OUT (2000年)
2. The Stroke (0)
3. Dirty Love (0)
5. Home Babe (2)
6. Shake Down (0)
7. Hold You (0)
8. Down and Out (0)
10. All We Got (1)
12. Tonmeister (0)



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KNOCK OUT
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解説 - KNOCK OUT

コメント・評価

Recent 50 Comments



1. aceo ★★ (2006-06-12 13:00:00)

どのバンドでも問題作!と呼ばれるアルバムがありますが、彼らにとってはこのアルバムがそれ。
音作りが前作と全く違うし、最後に全くふざけたインスト(といってもなんか声は入っている)が入っているので、多分1回目に聞いた感想は「最悪」でしたが、Dirty Loveのようになんか不思議に耳に残る曲も多く、今では「バラエティーに富んだアルバム」という解釈になっています。
最初4作と最近のFeels Like coming home, Fuel to the flamesまで聞いて、彼らに対して心が広くなった後に聞いてください。



2. cozy_ima ★★ (2007-09-28 22:01:00)

まず、この作品は奥が深く、非常に聴き応えのある超名作と言い切っておきたい。
その所以は、Claus Lessmannとプロデューサーのマックの力量による。
Angel G. Schleiferは決して悪くない。
シュライファーは、マイケルヴォス、マイケルボ-マン、そしてクラウスレスマンと、
私が個人的にジャーマンのビッグスリーと称するツワモノと歴戦を交えた戦士である。
彼のこの功績は本当に大きい。彼は90年代初頭より、この3人とともに、ジャーマン
ハードロックの胎動期を見事に支えた。間違いなく彼のこの功績が、2000年以降の
ジャーマンハードロック隆盛の礎になっている。
しかし、個人的に欲を言わせてもらえれば、シュライファーは完璧ではなかった。
彼のリフやメロディは画一的で、少なくとも私に訴える要素はそれほど大きくない。
で、このBONFIREの4作目だが、確かにシュライファーの貢献もあるが、それ以上に
まずレスマンの編み出すメロディの秀逸さ。これはBONFIREが、一時的な分裂状態の
あと、奇跡的な復活をとげて、現在に至るまでの快進撃で証明されている。
そして、マックのプロデュース力。本作のところどころに見えるアレンジは、
聴き手に衝撃を与える。クイーン的といってしまえば、それまでだが、
メロディの良さとあいまって、これは本当に凄いの一語に尽きる。
BONFIREの、特にバラード系のメロディの秀逸さはもっと評価されていい。
本当に聴き手に感動を与える、素晴らしいメロディが連発されている。
本作に収められている#4,#5,#9,#11は特筆に価する。
VAN HALENのエッセンスを詰め込んだラストナンバーまで、本当に息をもつかせぬ
見事な展開だ。
シュライファーの弱さを逆に感じてしまうが、これは歴史的名盤と言える。
ジャーマンハードロックの、大きな扉を開いた作品。
本作をして、B誌の権威に屈したリスナーは悲しい。




3. 失恋船長 ★★ (2025-02-05 00:22:29)

前作ではボブ・ハリガンJr、ジャック・ポンティ、デスモンド・チャイルド等の外部ソングライターも招き入れメジャーシーンに切り込んできた。プロデューサーにマイケル・ワグナーという気合いの入りよう。その甲斐あって実にワールドワイドな感性に彩られた作風に仕上がった。

しかし、今作には、Cacumen時代からバンドを支えてきたリーダーのハンス・ツィラーがいない。前作の途中で解雇されたというのもあるのだが、まぁ外部ソングライターを初めとする、バンドの変革に異論があったのだろうか?ハンス抜きでアルバムが制作される形になる。
それだけに、メンバー的にはやりたい放題と言うことなのだろうが、前半からビリー・スクワイアのカヴァーまで飛び出し、完全にアメリカン仕様のジャーマンメジャーロックバンドになってしまった。

ここが賛否を別けるのだろうが、④曲目のバラードなど、けして駄作ではないのだが、余りにも狙いすぎて鼻につき、欧州風味もあるのだが優等生アメリカンナイズドサウンドが大量に溢れ出ており、そのナイズド加減は全編を覆い尽す。
それを許せるかが最大のポイントなのだろう。当時、キャプテン和田さんから凡ファイアと揶揄された一枚。それだけに世間の評価は低い。実際に寄せに行きすぎた感はある。ドイツのBON JOVIなど言われた時代もあるだ、ここまで開き直られるとチョイと厳しい。

やはりハンス抜きが、こういう作風に傾いたのだろう。リリースは1991年、時代的にはラジオフレンドリーな作風が支持されるづらい時期でもありセールス的にも厳しい結果になる。レスマンの哀愁のある歌声も、どこか余所行きに感じる。曲単位で聴けば悪くないのだが、アルバム単位で聴くと、甘口な印象が強まるのが難点。十分、及第点は超えているのだが、やはりアメリカンナイズドしすぎで個性が薄まったのが最大のポイントなのだろう。

今回久しぶりに聴いたのだが、やはり順調にレベルを上げてきただけに、個人的にはやや一回休み感強いアルバムではあるのだが、健康優良児アメリカンナイズドロックが好きな人には大いに支持されるでしょう。今回久しぶりに頭から聴きましたが、やっぱり⑥が始まった瞬間に一時停止を押しましたね。個性が死んだ、レスマン不在でも成立する作風になったのは否めないだろう。



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