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SVENTEVITH (STORMING NEAR THE BALTIC) (1995年)
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SVENTEVITH (STORMING NEAR THE BALTIC)
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解説 - SVENTEVITH (STORMING NEAR THE BALTIC)

1995年4月、Pagan Recordsよりリリースされた1stアルバム。

Recorded:December 1994
Producer:Behemoth
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2006-07-12 22:31:00)

1995年発表の1st。

BEHEMOTHは今までブルデス期に入ってからの曲しか知らなかったので、レビューサイトなどでBEHEMOTHは初期はブラックだったと聞いてもデス要素があるブラックなんだろうな~と勝手に思ってましたが、これはもう思いっきりコールド・ブラックですね。

Nergalなんて今の獣じみた咆哮ではなく、BURZUMを思わせるヤケクソな高音絶叫ですし音質もギターがジリジリしていて軽く、メロディも中近東系のものは無く、思いっきりブラックメタルな寒々しいメロディで本当に同じバンドなのかっていうくらい違います。でも、これはこれでしっかりかっこいいものになっている辺り才能が窺えます。

確かシェイクスピアの劇にも寒さを表すのにポーランドの冬という表現が使われていたし、ポーランドのバンドもスカンジナヴィア半島のバンド並みに寒いメロディを表現するのに向いているのかもしれませんね。Nergal自身は考えも無くファシズム的な思想に走るバンドの多いポーランドのメタル・シーンにうんざりしているようですが…。

あそこまでキー主体ではないですが、アトモスフェリックなキーボードを使っていたりドラムの音質がスタスタと軽めだったりする曲調にジリジリのギターと高音絶叫が乗る音楽性はEMPERORの1stとの共通点も少なくないと思います。このドラムの音質、実は結構ツボだったり…

「From the Pagan Vastlands」は今でもライブの定番曲らしいですし、「Hidden in the Fog」「Transylvanian Forest」も後にリメイクして発表している事からも、本人達にとっても記念碑的な作品なのではないかと思います。BEHEMOTHのファンはもちろん、デスは苦手だけどブラックは好きと言う人にも聴いて欲しいですね。ブラックとしても質の高い作品だと思いますよ。




2. ・x・ ★★ (2006-10-01 22:29:00)

このアルバムはもう少し評価されるべきですね。
EMPERORの1st等、当時のノルウェーバンドっぽい感じもしますが、音作り・暗さ・Voがこちらの方が上です。
夜に聴くと本当に気が滅入りますよ。アコギの使い方が神がかり的。
このアルバムで解散しとけばなーって思ってしまいますね。



3. 死暗 ★★ (2007-01-26 13:51:00)

これしか持ってないですがこれは名作ですよ。
デス混じりの無い、完全なブラックメタルです。
キーが寒い…デスメタルの面影一つ無く、ブラック特有の哀愁じみたメロディが聴けます。
初期のEmperorやDimmu Borgirが好きな方は是非。



4. GOD ★★★ (2007-07-06 22:47:00)

初期Behemothはコールドブラックという事で手を出してみましたが、これは神盤といってもしかりないデキではないでしょうか。
音質といい曲といい、かなりツボです。インストも含めて捨て曲というものが一切ないです。
キーボードとアコギの入れ方は天才的ですね。
Nergalの絶叫は現在のいかつい咆哮とは全然違いますが、このスタイルもかなり好きです。
現在のBehemothもかなり好きですが、こちらもヤバイくらい好きです。
全ブラックファン必聴の作品です。自分の中ではEmperorの1stを超えました。




5. たまねぎ ★★ (2007-10-10 06:28:00)

確かにEMPERORの1stに通ずるところがあると思います。こちらはKey.を抑え目にして、アコギを多く取り入れた感じですかね。
現在のBEHEMOTHとは全くの別ものと言ってしまってもいいほど違うと思いますが、このブラック以外の何者でもない音像には非常に惹きつけられるものがあります。
・・・というか彼らの中ではこのアルバムが1番好きです。
嘆いているような高音Vo.にどこか儚い雰囲気を醸し出すKey.や哀愁のあるGu.メロ・・・
そしてもの淋しさを感じさせるアコギと、個人的にはこれ以上にないほど理想的なブラックだと感じています。ドラムのフレージングも好きです。
何というか、このアルバムを聴いていると全体を通して悲しいというか淋しい雰囲気が漂ってきて、(意味不明な)ジャケットの兄弟(ということにします)の報われない最期を垣間見るような気分になります・・・
それで、①「Chant of the Eastern Lands」や③「From the Pagan Vastlands」なんかはかなりのキラーチューンだと思いました。
・・・最後にホントどうでもいいことなんですが、ジャケットの左の人の右手が面白いのと、右の人が大切そうに右手に持っているのが一体何なのかが気になります。




6. 星をみるひと ★★★ (2013-01-13 22:57:22)

最近のBehemothとは全然違う、デス要素の無い完全なブラックメタルです。暗いです。とにかく暗い。息が詰まるような独特の雰囲気があります。音質、ヴォーカル、アトモスフェリックなKeyに哀愁漂うギターメロディ、アコギなど全てが暗くて物悲しいです。邪悪さよりもそれらの要素が強いところが、上で引き合いに出されているEmperorの1stとはまた違った趣があると感じました。初期のBehemothの作品の中では特に好きな1枚です。


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