「From the Pagan Vastlands」は今でもライブの定番曲らしいですし、「Hidden in the Fog」「Transylvanian Forest」も後にリメイクして発表している事からも、本人達にとっても記念碑的な作品なのではないかと思います。BEHEMOTHのファンはもちろん、デスは苦手だけどブラックは好きと言う人にも聴いて欲しいですね。ブラックとしても質の高い作品だと思いますよ。
確かにEMPERORの1stに通ずるところがあると思います。こちらはKey.を抑え目にして、アコギを多く取り入れた感じですかね。 現在のBEHEMOTHとは全くの別ものと言ってしまってもいいほど違うと思いますが、このブラック以外の何者でもない音像には非常に惹きつけられるものがあります。 ・・・というか彼らの中ではこのアルバムが1番好きです。 嘆いているような高音Vo.にどこか儚い雰囲気を醸し出すKey.や哀愁のあるGu.メロ・・・ そしてもの淋しさを感じさせるアコギと、個人的にはこれ以上にないほど理想的なブラックだと感じています。ドラムのフレージングも好きです。 何というか、このアルバムを聴いていると全体を通して悲しいというか淋しい雰囲気が漂ってきて、(意味不明な)ジャケットの兄弟(ということにします)の報われない最期を垣間見るような気分になります・・・ それで、①「Chant of the Eastern Lands」や③「From the Pagan Vastlands」なんかはかなりのキラーチューンだと思いました。 ・・・最後にホントどうでもいいことなんですが、ジャケットの左の人の右手が面白いのと、右の人が大切そうに右手に持っているのが一体何なのかが気になります。