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WEIGHT OF LIGHT (2008年)
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WEIGHT OF LIGHT
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解説 - WEIGHT OF LIGHT
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コメント・評価

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1. 失恋船長 ★★★ (2020-04-07 18:32:43)

ベルギー産のドゥームメタルバンドの1st。レーベルは安心安全のRise Above Recordsとくれば間違いなしと言えるでしょう。ファズを掛けた汚らしいギター、ワウをかまして歪みまくったベースと酔いどれドラムのコンビネーションは、グルングルンに大地をかき回し天地をひっくり返そうとするほど強力、野趣味溢れるトライバルグルーブは、一度ハマると抜け出せなくなる中毒性をもっている。

ドゥーム系特有の亜流感、その飽食気味のジャンル故のデジャブ感は拭えない面はあれど、紅一点のミッシェル・ミコンの可憐でキュートな声質の歌声はアクセントとなり、暗黒面をフィーチャーする楽曲の対比となる清廉な存在として光り輝いている。
ヴィジュアルも若く綺麗であるために、尚更の事であろう。
けして交わらない光と影、その陰影をクッキリと際立たせたシンガーの在り方が、他のバンドとは一線を画す存在へと昇華した要因。今風のヘヴィネスとグルーブで作り替えたドゥームサウンドの旨味、小手先のテクニックで逃げない感情の赴くままに、弾き出された轟音にグイグイと惹き寄せられます。




2. kamiko! ★★★ (2020-07-29 17:45:57)

ベルギー産ドゥームメタル2008年作
Michelle Noconのキュートな女声ヴォーカルが特徴のドゥーム・スラッジど真ん中の真っ黒サウンドだ。
女声というわかりやすい個性がクローズアップされがちだが、このバンドの真の魅力は前身バンドThee Plague of Gentlemen
で培われたハイレベルのドゥームサウンドにあり、そんな贅沢な演奏を携えた魔女ドゥームというスタイルが素晴らしい。
次作ではMichelle Noconは脱退し、Death PenaltyやBathshebaに鞍替えしてしまう。女声を失ったこのバンドの方向性は、
より深みあるサウンドを求めてカオティックな音楽性へと志向していくが、オーソドックスなドゥーム・スラッジの安定感という点では次作よりこの盤が上。
一方でMichelle Noconの歌は、この盤時点では「女声」という個性を放つに止まっていると感じるが、Bathshebaでより
表情豊かな魔女的個性を発揮するに至る。



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