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WORDS THAT GO UNSPOKEN, DEEDS THAT GO UNDONE (2005年)
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WORDS THAT GO UNSPOKEN, DEEDS THAT GO UNDONE
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解説 - WORDS THAT GO UNSPOKEN, DEEDS THAT GO UNDONE
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2006-08-01 18:21:00)

2005年発表の4th。

このバンドが評判が良いと言うのは聞いていたんですが、ジャケが全裸の女性だったり(これは違うけど)、バンド名が鶏の鳴き声みたいだったりしたので、B級のバンドだと思って敬遠してたんですが…なんてもったいないことをしていたんだろう(笑)。B級なんてとんでもない。間違い無くA級…っていうかS級のメタルです。

これはジャンル的にはプログレ・デス/テクニカル・デスになるのかな?ダイナミックで暴虐性をしっかり伝える音質の良さや厚みのあるリフはデスっぽいですが、時折入る邪悪でメロウなリフや歌詞なんかはブラックっぽいですね。しかも、そのデス/ブラック的なエクストリーム・メタルなパートだけでもかっこいいのに、このバンドは幽玄なアルペジオやキーボード、妖しげな普通声などもフィーチャーした異次元的なパートを導入する事で、曲を前衛的で面白いものにしているのが興味深いです。前衛的と言ってもメリハリのある展開の為、小難しさよりもドラマティックさが強調された仕上がりになっている所などはSOLEFALD辺りとも共通する特性かもしれません。こっちの方がやや凶悪ですが(笑)。

この完成度なら例えプログレ/アバンギャルドメタルに興味が無い人でも取り込めるでしょう。しかし、このバンドは曲の完成度の高さも素晴らしいですが、ヴォーカルも壮絶ですね…喉の奥で石臼を轢くようなガテラル声で歌詞が全く聴き取れない(フィーリングで追っても大体ズレる)部分もあれば、喉が張り裂けるようなブラック的な絶叫をかます部分もあり。更にOPETHのようにマイルドだったり、怪談のようなおどろおどろしさを醸し出したりする普通声までマスターしてます。特にガテラルとブラック声はそれを専門にしているバンドのヴォーカルと比べても遜色無いかっこよさ。最初ヴォーカルは二人以上だと思ってましたが、どうやら一人らしい…声の振り幅の大きさでいったらEMPERORやOPETHよりも上だと思います。

ちなみにDVDにレコーディング等の風景が映ってますが…ブラック声の時は凄い形相(笑)。ともかくこんな素晴らしい作品のレビューがまだ書かれず、2005年度のベストアルバム投票でも誰も票を入れていないなんて信じられません。SOLEFALDといいARCTURUSといい、正統から外れた良いバンドが日本では冷遇されているような…。おそらく、こういうシアトリカルなメタルって聴かず嫌いな人が多いんだと思います。そういう人は是非これを聴いて下さい。きっとこのバンドがこういう扱いを受けている事に憤りを感じるはずです(笑)



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