「バンドがまだまだしっかりしていない」という理由で、"PAUL McCARTNEY & WINGS"名義で発表されたWINGSの2ndアルバム (ちなみに、次作の「BAND ON THE RUN」も名義は同じ。「VENUS AND MARS」以降は、名義はWINGS)。 デヴューアルバムにあたる前作「WILD LIFE」は、まだまだ荒削りな部分が目立っていて駄作と見られがちですが、 本作では前作以上に"楽曲の幅広さ"、そして"バンドらしさ"が強まっています。 名曲"My Love"や実験的なインスト"Loop(1st Indian On The Moon)"、 ラストを飾る4曲からなる"Medley(Hold Me Tight-Lazy Dynamite-Hands Of Love-Power Cut)"など、 バンドが確実に成長しているのは一目瞭然です。 次作「BAND ON THE RUN」の成功により、埋もれている感のあるアルバムですが、 本作もぜひ聴いて欲しいですね。