3rd「ELEGY」の後に発表されたシングル。3rdの再発盤にボーナスで収録されているかと思ったら、されてないようだ。 リードトラックは「MY KANTELE(ACOUSTIC REPRISE)」、後は未発表曲2曲とHAWKWIND、KINGSTON WALLのカバーで計5曲収録。 HAWKWINDのカバーがあるという事も大きいが、このシングルだけ聴くと、AMORPHISはサイケデリック・ハード・ロック・バンドだと勘違いしそうな内容だ。 デス声は⑤以外になく、③「THE LOST SUN」など浮遊感のあるインプロ・インストである。 「ELEGY」を小品にしたというより、思いっきり70年代サイケデリック・ハード・ロックな新曲群は次作「TUONELA」に全くつながらない内容で、だからこそ、こちらの方が受け入れられ易かったのではないかと思う(ちなみに「FAR FROM THE SUN」とも全く違う。他は知らない)。Kim Rantara(Key.)が脱退したから次作はああなったのか、もしくは逆なのか・・・何にせよ、ハモンドがサイケ方面に大爆発しています。 一聴して明らかに「TUONELA」よりキャッチーなサウンドだし、カバーも「オリジナルか」と思うほどの完成度で、日本盤もあるようですし購入して損はしないと思われます。97年発表です。