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SHIPWRECKED IN OSLO (2006年)
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SHIPWRECKED IN OSLO
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解説 - SHIPWRECKED IN OSLO
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2006-08-27 17:54:00)

2006年発表の、オスロでのライブを収録したDVD。初回盤は缶ケース入り。NTSC、リージョンコード0なので国内機やPS2でも見られます!

選曲は4thを中心に、1stから1曲、2ndから4曲、3rdから2曲。「Deception Genesis」も演ってるあたりなかなかにマニアックです(笑)この曲、原曲の妖しさはそのままにバンド感を強調した仕上がりでとてもかっこいい。原曲は幽玄だけどちょっと地味だと思ってましたが、ライブだと化けてます。

このバンドは演奏力も然ることながら、演出も良いですね。
シアトリカルな要素の強い曲では白黒のビキニを着たピエロ(太り気味?セルライトが気になる・笑)が妙な踊りを踊ったり、林檎を投げたり、血糊を吹いたりと大活躍。圧巻は「The Chaos Path」でステージ上に大勢の人物が入り乱れ、正にサーカス団大集合といった様相を呈してます。犬の着ぐるみが女王様に襲い掛かって振り払われたり、客席に突き落とされたりしてオイシイ(笑)。他にもスモークに真っ赤な照明で雰囲気を出したり、視覚的にも魅せるステージング。もちろんメンバーは4thのアーティスト写真のようにスペース・ファンタジー系のコスプレ。っていうかHellhammer、あなたまで…(笑)それらライブ映像に加え、場面に応じて星空の映像が挿入されたりと言った画面効果も。

しかし、Simenはやっぱり歌上手いですよね。「Ad Absurdum」のような奇術的な歌が要求される曲にはピッタリだし、本来なら二人で歌うはずの「The Chaos Path」の難解なメロも風船を客席に投げながら歌いこなしていて素晴らしい。デス声の方は少し声量が無いかも。まぁ普通声がそれを補って上手いのでマイナスではないですが。加入前の曲もしっかりこなしていて、彼がいればARCTURUSのヴォーカルパートは安泰だと思いました。頬に手を当てて嘲るように言葉を発していく独特の動きもなんか好き(笑)。

勿論演奏も上手く、なかなか楽しそうなライブをしてます。また、メンバー3人のソロパートもあり。ただ、こうして全てのアルバムの曲を同列で見ていくと、2ndや3rdの曲と比べると4thの曲はどうも遊びが少ないような感じがします。例えば取っ付きやすいと言われる3rdの曲でも長くスペイシーな間奏があったり、2ndの曲はトリッキーな展開で聴き手を楽しませてくれますが4thの曲はちょっと真面目に作りすぎている印象。とはいっても、どれも充分かっこいいんですけどね。

ビデオクリップも収録した「Deamon Painter」や本人達もお気に入りだという「Nocturnal Vision Revisited」はもとより、アルバム中では何故か音圧が低く迫力に欠けていた「Shipwrecked Frontier Pioneer」もこのDVDでは聴き応え充分なかっこよさ。ちなみに音質は、バスドラが少し潰れ気味の音ながらクリアで良好。ただ、マスターヴォリュームが小さいので上げて聞く必要あり。MAYHEMのDVDもそうだったけど、SOMのDVDは皆そうなのかな?

ただ、MCがノルウェー語で何を言っているか分からないのはちょっと…。まぁ日本のバンドが日本で英語でMCするわけないし、しょうがないですけどね。字幕が欲しいです。



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