LET IT BEに対抗し「血をながそう」とよびかける不穏なタイトルが 時代を象徴している。B・ジョーンズ脱退、M・テイラー加入、オルタモント の悲劇と錯綜する人間関係、事件に翻弄されてきた彼らがぎりぎりの 一線で踏みとどまった1枚。劇的な①からアーシーな②に移行するところ、 またグルーヴィーな⑥、ゴスペル風の大作⑨など聴きどころ満載だ。
この曲はビートルズのlet it be より古い。逆と思ってるひとがいるけど。このアルバムにはブライアンはクレジットはあるがいっさい弾いていない。完全なジャンキーになってしまっていたらしい。このアルバムが出たあとブライアンは死ぬ。歌のラストでjunky nurseとあるのが面白い。この極めて退屈な曲こそストーンズの最高傑作。ベースはミックジャガー。ワイマン、お休み。テイラーの粘っこいギターはキースを意識したそうだ。