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TROUBLE WALKIN' (1989年)
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TROUBLE WALKIN'
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解説 - TROUBLE WALKIN'
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1. cozy_ima ★★ (2006-11-10 23:49:00)

エース起死回生の作品。
ソロに転向して以降、どうも煮え切らない作品が続いたが、KISSオリジナルメンバー
での再結成を目前に控え、渾身のハードロックアルバムを作り上げた。
KISSの全盛期でもあり、エースにとっての全盛期でもある、LOVE GUN、ALIVE2、
ソロ、DYNASTY時代に見られた快活さ、クールさが前面に出ている。
この時点では、もうエースは終わったという印象が非常に強かった。期待もして
いなかった。しかし、当時雨後のたけのこのように現れたロックンロールバンドとは
桁違いの作品が提示され、驚くしかなかった。
やはり本物は違う。生粋ハードロッカーは、手慣れではなく、全身全霊を捧げた
ハードロックを引っさげて、まがい物が大手を振るう世に、一石を投じた。
まずエース自身がリードボーカルとるナンバーが、8曲もある。そして音作りが
最高のハードロックを演出している。エースならではのトーンが冴え渡ると同時に
AC/DCばりの硬質なサウンドが更に完成度を高めている。
楽曲の配置にエースならではの様式美が感じられるところも、プロを超えた
自己陶酔の美的センスを惜しげもなく放っている。
やはりKISSのメンバーの中では、エースが一番美しい。それを再認識させてくれた。



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