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BLACK FOR DEATH - AN ICELANDIC ODYSSEY PART Ⅱ
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BLACK FOR DEATH - AN ICELANDIC ODYSSEY PART Ⅱ
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解説 - BLACK FOR DEATH - AN ICELANDIC ODYSSEY PART Ⅱ
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2006-11-24 20:55:00)

2006年発表の6th。
前作の5thとは2枚で一つのストーリーを成すコンセプトアルバムになっているせいか、ヴァイキングメタルの要素を取り入れた曲調や音質、音作りなどは基本的に前作と一緒。ギターの歪みとストリングスの優美さがしっかり活かされた綺麗な音で聴きやすいです。

ただ前作は決して嫌いな作品ではないんですが、メタル色が強い曲のギターパートにあまり印象に残るリフや4thの「Fraternite~」で見られるようなビビッドなメロディが感じられず、ちょっと煮え切らない印象が拭えなかったんですが、今作はその弱点を見事に払拭してこの路線での傑作を作り上げてきたって感じです。

リフにしろメロディにしろリズムにしろ、より印象に残る物が多いんですよね。そのせいか、前作同様にサックスやヴァイオリン、チェロが用いられてますが、それらの音色がより活かされているように思います。やっぱり彼らは凄かった…。
また、「LOKI TRICKSTER GOD」ではULVER、HEAD CONTROL SYSTEMのGarm様が参加。プログレッシブな曲に見事にフィットする妖しいヴォーカルパフォーマンスが素晴らしい。

難点は…無理に挙げるなら神々の口論「LOKASENNA」の歌詞の台詞がノルウェー語で全く分からない事ぐらい。詩神ブラギとトリックスターのロキはコンセプト上でも最も重要な人物達なので、出来れば英訳を付けて欲しかったなぁ…。

ともかく、SOLEFALDの個性とヴァイキング/北欧神話のコンセプトが合致した名盤です。これなら日本盤とかが出てもおかしくないのでは。これだけクオリティが高ければ、プログレメタル好き以外でもいけると思います。



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