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SVARTEDAUEN(THE BLACK DEATH)
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SVARTEDAUEN(THE BLACK DEATH)
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解説 - SVARTEDAUEN(THE BLACK DEATH)
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2006-12-26 21:56:00)

92年発表の4thアルバムで、38分の大作曲を一曲のみ収録。
この曲はベストにも収録されてますが、そちらでは約6分に短縮されています。
この大作主義と劇場的なサウンドはあるレビューでは北欧のDEVIL DOLLと紹介されていましたが
DEVIL DOLLがまず曲ありきなのに対し、このアルバムは陰鬱・狂的なサウンドスケイプを
偏執的なまでに執拗に表現しているという印象。現在ではWHENは(どこかが酷くズレてるけど)
結構ポップな面もある曲を作ってますが、この作品はひたすら暗黒世界が表現されています。
時々「ビヨヨーン」みたいなコミカルな音色のサンプリングも用いられていますが、笑えると
言うよりは魔界に拉致されて無理矢理へんてこりんなクリーチャーのダンスを見せられるような
笑うに笑えないような感じ。きっとTAAKEも(未聴ですが)こういう恐ろしさを表現したかったの
かもしれません。他にも奇形のダンスミュージックっぽい個所があったり、蛙の鳴き声から
奇妙なメロディで落とし込む個所があったり、Lars本人の演奏するチェロによるメロディアスな
パートもありと様々に展開していきますが、どの部分でも根底は非常に陰鬱。
後半のチェロパートなんてメロディは良い癖に、黒死病の到来を告げるようなジングルと
病気で苦しんでいるような呻き声がサンプリングされてますからね…。
ラスト付近も中世の北欧の、自分の住んでいるあばら家の中にまで、仲間を求めてやってきた
死者の行進の足音が聞こえてきているという感じでかなり怖い。
大作だし陰鬱だし、サンプリング中心の音楽なので勿論万人には勧められませんが、
鬱ブラックを喜んで聴くような人が聴いたらかなりの確立で気に入ると思います。
ただ、このアルバムはJESTERからじゃないのでもしかしたら見つけづらいかもしれません。



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