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夢中夢 (2006年)
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夢中夢
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解説 - 夢中夢
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2006-12-31 00:56:00)

2006年発表の1st。
…これが1stって凄いですね。かなりハイクオリティなアルバムです。

帯によると、このバンドは自分の音楽性を「フューネラルクラシカル」と称しているようです。しかし、コンポーザーが影響を受けたものに挙がっているのに久石譲とブラックメタルが同列に並んでいるのが凄い(笑)。そこからも分かるように、その音楽性はヴァイオリンやピアノ、フルート、マンドリンなどを配したヒーリング音楽/叙情プログレとブラック色の強いメタルを融合させた、ハイブリッド実験音楽と言うことが出来そう。

ブラック色が強いといっても、狂気やブルータリティよりも頽廃的でシンフォニック、ゴシックな色が濃く、叙情プログレサイドのパートとの相性もばっちり。ミニマルな要素が取り入れられた作風はちょっと好みが分かれるのかもしれませんが、とにかくメロディの質が素晴らしいため冗長さや難解さは感じられず取っ付きやすくインパクトの強い仕上がりの作品になっていると思います。ただメタルパートより叙情パートの締める割合が高いので、そこは注意が必要かもしれません。

ヴォーカルも声楽的な歌い方の女性ヴォーカルとポエトリーリーディング(こちらも女性)で、独自の世界観に花を添えてます。特に前者はもう個人的にはツボ過ぎるくらいツボ…反則です(笑)全体的に素晴らしい出来ですが、不満も無いわけではなく、メタルから強く影響を受けている割にはイマイチギターの音が良くないんですよね…。ヘヴィさは出ているけど、ちょっと音色がチープな印象。もっと立体的にするか、さもなくばプリブラ並にノイジーにしちゃって欲しい。

とはいえそれを差し引いても名盤確定。もう満点を差し上げてしまいたいぐらいですね。ちなみに値段も税抜き2000円で良心的。こういう心遣いも嬉しい所です(笑)



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