前作『ICON』以降、WETTON/DOWNESの両者をめぐる動きは目まぐるしくなり、ついにはASIAオリジナルメンバーによるライヴまでもを実現させてしまったわけだけれども、そんな中リリースされた2作目。2006年リリース。 『ICON』『RUBICON』と続くと、次作もASIAの『A~A』よろしく『~CON』かと期待半分。ただ、二人の関係に亀裂が入らない限り、の話。 今作では前作以上にASIAを彷彿とさせるメロディが展開されたりと、前作以上の充実した内容となっているのが感じられる。今作のキラーチューン「The Die Is Cast」はおもいっきりASIA的なコーラスワークが冴え渡り、前作以上にファンを唸らせてくれること間違いなし。他にも極上バラード「To Catch A Thief」、フィラデルフィア出身の15歳バイオリニストのケティ・ヤコビーの軽やかな旋律が聴き手を癒すポップ曲「Shannon」、ASIA的なメロディの際立つ「Whirlpool」と、聴き所は多い。