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1. 塚本林之助 ★★ (2007-04-14 17:30:00)

ドイツで録音された'85年発表の3rdアルバムである。
MARINOは、渋い、激しい、切ないといった男の哀愁が似合うバンドである。
このような日本のHM/HRバンドは少ない。
そこに、私にとってのMARINOの存在価値があったように思う。
しかし、大きな難点もあった。
それは、ヴォーカリストの力量不足である。
まあ、これに関しては、個性的な声質と相まって、"味"ととれないこともない。
もっといけないのは歌詞である。
これに関しては当時の他の日本の多くのバンド同様の問題を抱えていたが、
陳腐で、聴いている方が恥ずかしくなるといったクサい歌謡曲路線である。
日本語であるだけにダイレクトに稚拙な詞が伝わる。
歌詞を変えれば名曲というのが多いだけに残念である。
しかし、ギタリストはテクニカルで骨のあるプレイを聴かせ、才気が溢れている。



2. 失恋船長 ★★★ (2013-05-27 17:34:23)

ドイツレコーディングを敢行した3rd.①はハーマン・ラレベルから⑤はルドルフ・シェンカーからとスコーピオンズから2曲も楽曲を提供してもらっている意欲作。スコーピオンズの名前を借りずともオリジナルナンバーのカッコよさが特筆しており威光に頼る必要なし、でも⑤なんてブラックアウトに収録されていてもおかしくなく佳曲でルドルフ並みのキレ味するどいバッキングを令文さんが奏でているのが面白い、あのキレを前面に出したら完全にスコーピオンズですからね。アルバム全般に漲るテクニックのあるメンバーのせめぎあいと国産メタルのバタ臭さを排除しようとするワールドワイドな作風はここでも見事に貫かれ、吉田レオの味わい深さはアジアレベル(ガンバ大阪の宮本みたいなもん)かもしれませんが令文のギター同様エモーショナルな雰囲気を強く漂わせている。伝統的なHM/HRの様式にそりながらも王道を踏み外さない斬新な構成力とバンドが醸し出すスリルとまとまりは見事です。



3. 正直者 ★★★ (2018-08-09 10:09:01)

前作同様ダークス・スタジオで録音されたスタジオラスト作。
日本人好みのメロセンスやキャッチネスさもあるが、大谷令文のギタープレイには、どこかアーバンな大人の魅力があって、他のバンドとは違う魅力がマリノにはあった。
男性化粧品のタイアップソングにも選ばれた「BRAKE」もそんな魅力が感じ取れるからだと思う。
前作同様、重厚なマリノサウンドとドイツレコーディングが生みだす独特の空気は、メンバーの個性が互いに共鳴しあうことで成り立ったんだと思う。



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