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N.I.L. (2007年)
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N.I.L.
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解説 - N.I.L.
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Recent 50 Comments



1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2007-04-27 18:57:00)

2007年発表の1st。

KRIEGのImperialが中心人物のプロジェクトですが、このアルバムの作風はKRIEGの延長線上ではなく、どちらかというと鬱ブラックと呼ぶのが相応しいブラックメタル。
基本的に重っ苦しいスローテンポに、暗いメロディで進行していく曲を中心に、アコギやマンドリンによる小品を挟むという構成。ヴォーカルも「Patrick Bateman」辺りに代表される野蛮な雰囲気よりも、もっと病んだ雰囲気を前面に出した呻くような声が中心。

元KRIEGのメンバーのプロジェクトという事で音質が心配になるかもしれませんが、ベースが無かったりギターが何をやっているか分からなかったりと言う事はなく(笑)、ブラックとしては標準的か、標準よりやや重めくらいで割と聴きやすいです。ただ、余計な展開を排除し、怨念や精神の病巣の具現化に創作意欲の殆どを費やしたかのような繰り返しの多い作風は好みが分かれるかもしれません。
音的にはブラック好き以外にもドゥーム好きにもアピールしそうな感じです。

…しかし、カヴァー曲らしいですがそんな鬱系の曲の中にいきなりキャッチーなリズムとメロディアスなギターが入った曲が入ってるのが謎。明らかに浮きまくってるんですが…。KRIEGの「The Black House」のVenus In Fursといい、Imperialの考えてる事は良く分からない(笑)
全体的になかなか良かったんですが、34分でフルアルバム分の値段なので高く感じるかもしれません。




2. PaganHorde ★★ (2007-08-21 16:03:00)

個人的にファストブラックやブルータルブラックはあまり好みではないので、
Kriegよりはこちらの方が楽しめました。
全体的にどんよりした印象ではあるのですが、特別悲しいメロがあるわけでもなく、
そんなに沈み込める曲もないので、鬱ブラックとしては聴きやすい部類だと思います。
異様に浮いたカバー曲もあることですし(笑)



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