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ムーディーズの2枚目のアルバム(実質的ファーストアルバム)にして、最早古典となった名曲「サテンの夜」が入っていることで有名なアルバムだが、結局は、これが彼らの最高傑作ではないだろうか。
確かに、「夢幻」「失われたコードを求めて」等の前衛的なアルバムは、テクニック的にはYESやKING CRIMSONに劣る彼らをプログレに分類させる名作には違いないが、何度聴いても飽きさせず、聴くたびに新しい発見があるという点において、また紛れもないコンセプトアルバムであるという点において、結局彼らはこのアルバムを超えることができなかったのだと思う。
クラシックの手法を取り入れたオーケストレイションも見事だし、「ピーク・アワー」のようなヘビーな曲とのコントラストも鮮やか。全ての音楽ファンが聴いておくべき1枚。

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