まだ、英文ライナー(は愚か日本語訳すらも)を全部読んでいないので分からないが、これはジョン・アンダーソンの意思で選曲されたライヴ3枚組CDなのだろうか。 だとすれば、YESファン必携のボックスセット。 オリジナルメンバーによるBBCライヴから始まって、「ロンリー・ハート」で終わるこのライヴ音源は、改めてYESというバンドの偉大さを感じさせるに充分な質と量だ。 CLOSE TO THE EDGE が入っていないのを不満に思うファンもあると思うが(僕もスタジオアルバム録音のメンバーで、即ちビル・ブラッフォードのドラムスでのライヴを聴きたいとは思ったが)、YESSONGSでアランのドラムスによる超絶演奏を聴けるし、「ABWHライヴ」でビルのドラムスによるライヴは聴けるので、良しとしたい。 名曲AWAKENは、8人YESでの来日ライヴしか聴いたことのない僕にとっては、5人編成での生演奏が新鮮だった。KEYS TO ASCENSIONに収録のライヴは勿論聴いているが、何かスティーヴのギターが寄る年波を感じさせるようで、余り好みではない。