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MYTHOLOGICAL OCCULT METAL 1991-2001
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MYTHOLOGICAL OCCULT METAL 1991-2001
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解説 - MYTHOLOGICAL OCCULT METAL 1991-2001
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2007-06-09 19:06:00)

2005年発表のベスト盤。レアトラックやカヴァー、ライブ、サントラ提供曲など、アルバム未収録曲を中心にした構成。

基本的にはスラッシュ寄りのブラックですが、やっぱり10年分の曲が入っているので色々なタイプの曲が楽しめて面白いですね。最初期の曲なんかはBEHERITを思わせる吐瀉物を噴きそうなヴォーカルをフィーチャーした、デス寄りのスタイルですし、この時点での最新作の「TARA」収録曲の一枚目の3曲目なんかは、確かな演奏力と迫力のある曲作りで聞かせてる非常にハイクオリティなブラックをやってます。シンセのインストなんかも収録されていて幅広い音楽性。音質は、流石に綺麗さでは音源によってかなり開きがありますが、おそらくリマスターされているらしく極端な音量の上下も無く快適に聴けます。

このアルバムで最も興味深いのはProscriptorの存在。
彼がバンドの主導権を握ってから明らかにリフの多様性や曲のドラマティックさ、演奏の上手さなどがレベルアップしていると思います。特に彼のドラムはかっこよく、前述の一枚目の3曲目で聴ける馬鹿みたいに速いロールなんかは圧巻。ただ、ヴォーカルはShaftielが続けたほうが良かったなぁ…偶にとっちゃん坊やや女の子を思わせる高音シャウトをするのがずっこけるし、二枚目5曲目のライブMCの高音なんて鳥肌立ちそうなくらい苦手な声。かといってデス声の方も取り立てて魅力的とは言いがたい。ドラムに専念して欲しいんですが…

このバンド、最近アメリカのバンドが話題になっているのに、曲のクオリティの高さの割にはあまり話題になってませんが、やっぱりヴォーカルにパンチが足りないからかなぁ…個人的にはこの曲の高品質さとKRIEG並にブチキレたヴォーカルを両立させてくれたら最高だと思うんですが、やっぱりキツいのかなぁ…。



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