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SKELETON SKELETRON (1999年)
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SKELETON SKELETRON
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解説 - SKELETON SKELETRON
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. LUCANDA ★★ (2007-06-16 13:13:00)

もはやベテランゴシックメタルバンドの域に入った6th。
前作はエレクトロや新たな音楽をぶち込んだ結果孤高の作品が出来上がったが、今回はエレクトロな部分がだいぶ薄まっている。
その代わりにキーボードによる雄々しいアンビエントな音楽に仕上がっている。また前作“よりは"メタルの要素が復活したがこのアンビエントな曲調のおかげで見事かき消されている。
若干インパクトに欠ける作品ではあるが、聞き込めば味わいのある佳作である。



2. ハルディン ★★ (2014-12-30 22:36:41)

ジャケにおけるメイクを施したメンバーの佇まいが何とも怪しげな6thで、Gの片割れが抜けたことでトリオ編成となっての作品となる。他の追随を許さぬ孤高の前衛ゴシック美学を打ち出した前作の実験的な側面をある程度受け継ぐ作風だが、前作と比較するとエレクトリックなシンセサイザーをぐっと抑えてよりGやDsのバンドサウンドを中心に据えたシンプルかつダイレクトなアプローチが目立つ。

アレンジがいくぶん簡素化されたことで憂いというよりも諦観や虚しさを感じさせる雰囲気が顕在化しており、浮遊感を醸すシンセと相まって一層侘しさや倦怠を誘う。全体としては淡々として派手さに欠けるものの、どの曲でもバンド特有のダークな退廃ムードが貫かれておりじわじわと来る。またROLLING STONESのカバーである7はなかなか意外な選曲だが、見事にTIAMAT一色に染まった仕上がりですばらしい。

意図的に抑揚を抑えたことでサイケデリックな酩酊をもたらしていた前作よりもVoラインに若干ながら哀感が増してはいるものの、メロディの求心力という点ではもう一歩といったところでそこが惜しい。



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