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DOL GULDUR (1996年)
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DOL GULDUR
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解説 - DOL GULDUR
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. ミミコピ ★★ (2007-06-17 14:38:00)

3rdアルバムです。
これ以降の作品に見られるような鼻血ものの勇壮さや超がつくようなゴージャスな雰囲気はまだ控えめで、
彼らの作品の中では最も淡々とした切ない作風です。キーボード主体に
ゆったりと大河の如く流れる悠久のサウンドは、聴く人を深遠な世界に誘い込み、
容易には抜け出しがたい瞑想状態へ連れて行ってくれる事でしょう。
なんとも儚く厭世的な雰囲気を、邪悪さではなくファンタジーな要素の中で無理なく展開させていく手腕は流石です。
よくゴシックやヴァイキングと同列に扱われがちですが、それらとは明らかに異なる
SUMMONINGならではのオリジナルなドラマティックブラックと言ったところでしょうか。
といってもブラック的な要素はヴォーカルとノイジーなギターだけですけど。
「Lost Tales」の一曲目あたりに痺れた方にはぴったりだと思いますよ。



2. Usher-to-the-ETHER ★★ (2012-04-15 22:23:41)

97年発表の3rd。

「召喚」というバンド名が示すとおり、儀式的なムードを持つアトモスフェリックなブラックメタルを演ってますね。瞑想的な感覚を呼び起こす、パーカッシブなリズムのミディアムテンポにうっすらとノイジーなギターリフ、トラッド色の強い、叙情的で土着的なメロディのキーボードを乗せ、ゆったりと厳かに進行するスタイル。

世界観的にはアトモスフェリックで土着的なブラックだった、最初期のSATYRICONにも通じるものがありますが…こちらの方が更にメタル的な攻撃性から離れた音で、むしろWONGRAVENなどのブラック人脈のアンビエントに近いかもしれません。メロディもどこか優しげというか、仄暗くファンタジックな雰囲気が強く、リズムの酩酊感やミニマルさとも相俟って、ブラック好きには非常に心地良い空間が演出されてます。

ブラックにメタルとしての攻撃性やテクニックではなく、サタニックだったりエピックだったり、「あるムードを色濃く演出する音楽」としての側面を求めている人であれば、かなりツボに来るのではないでしょうか。



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