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UTD (2007年)
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UTD
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解説 - UTD
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2007-06-22 22:10:00)

2007年発表の3rd。
1曲目と3曲目のドラムはFrost。

このバンドはまずジャケがいかにもといった白塗り男だし、「CELTIC FROSTを始めとしたミュージシャンの間でも評価が非常に高い」とか「ドラムにあのFrostがゲスト参加」とか、いかにもといった前情報を聞いていた上に、オールドスクールなサウンドと聞いていたのでてっきりCLANDESTINE BLAZEやCRAFTのような、派手さはそう無いものの地に足のついた鈍色の光を放つ、邪悪なブラックメタルを期待(想像)してたんですが…

実際にCD買って聴いてみてびっくりしました(笑)
「なんじゃこりゃ!?」って感じです。
確かに、曲的にはオールドスクールブラックで間違いないと思いますが…展開やリフの音色など、色々な所に妙なフックがある、変態的ともいえる仕上がり。ヴォーカルもエフェクト掛けたりしてブルータルとは程遠い、独特のフィーリングのある音だしリフもブラック特有のものながら、メロディは邪悪とはいえない妙な感じで展開もヘン。

変態的ブラックと言うとVED BUENS ENDEやSOLEFALDなどが有名ですが、彼らはジャズやプログレ等、他ジャンルの音を貪欲に取り入れた結果前衛的な音になっているのに対し、このFURZEはブラックの要素だけで変態的に感じる音を出しているのが凄い。ある意味、最も真性に近い変態と言えるのかもしれません(笑)

…そもそも、インナーに前作と前々作のジャケを載せて、「アートワークは版元がびびったので載せられませんでした。見たかったらLPも買ってネ」みたいなメッセージを躊躇いもなく載せてしまう時点で相当おかしいですけど(笑)一風変わっていながらも、がっつりとしたブラックが聴きたい人にお勧めのアルバムです。



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