1976年発表。 前作YOUNG AMERICANSでべったべたのソウルを展開したボウイだが、今作ではソウル的手法を用いて、ボウイ流プログレッシブ・ソウル・ロック(?)とも言える唯一無二の世界を構築している。 初っ端10分を越える①STATION TO STATIONは転調が鮮やかで、大迫力。最高のダンスナンバー(ちょっとラリってる?)②GOLDEN YEARSも滅茶苦茶カッコいい。個人的には本作で一番好きな⑤STAYはバンドアンサンブルが強烈で、最高にクール。はかない曲調の映画のカヴァー曲⑥WILD IS THE WINDではボウイの衝撃のヴォーカルが聴ける(彼のヴォーカル最高傑作)!! 全6曲だが、全く物足りなさなど感じたことがない。圧倒的な傑作と言えるだろう。 この作品こそまさに「DAVID BOWIEの傑作」と言うことが出来るのではないか。